輸入ＳＵＶ４モデルを対象に行った中央日報の２回目の「Ｊ－ｃａｒコンシューマーリポート」で、ホンダのＣＲ－Ｖが５点満点で平均３．９９点を受け、最も高い評価を受けた。 プジョー３００８（３．７７）とフォルクスワーゲン・ティグアン（３．７４）もＣＲ－Ｖとほとんど差がなかった。

今年１月に韓国で販売が始まった２０１３年型ホンダＣＲ－Ｖは、先月まで毎月１００台以上が売れているホンダの代表車だ。 ９つの評価項目のうちデザイン・空間・便宜性・ブレーキ性能・乗車感・静粛性の６部門で最も高い点数を受けた。 特に静粛性では評価委員２人が５点満点をつけるほど好評だった。


◆ＣＲ－Ｖ、高回転多いエンジンのため燃費が惜しまれる


チャン・ジンテク委員（カーメディア記者）は「ガソリンエンジン特有の静粛性をよく生かし、ディーゼルＳＵＶの騒音を嫌う消費者から高い評価を受けるだろう」と述べた。 便宜性とブレーキ性能についても「スイッチや文字の大きさが大きく、中壮年層も無理なく使用できる」（キム・ギボム自動車コラムニスト）、「音や振動がなく、最もきちんと止まる」（パク・サンウォン自動車コラムニスト）など好評が続いた。 ただ、加速性能については「エンジン回転数を高めてこそ気持よく加速する」（ナ・ユンソク自動車コラムニスト）などの指摘が出た。

排気量２３６０ｃｃのガソリンエンジンを搭載したＣＲ－Ｖの燃費は、プジョーやフォルクスワーゲンのディーゼルエンジンに比べ、やや惜しまれるという評価だった。 ナ・ユンソク委員は「高回転を多く使うエンジンの特性が問題」と指摘した。 審査委員は「燃費だけを考えればディーゼルＳＵＶを購入するのがよい」と口をそろえた。

◆３００８、重心高くハンドル回せば傾く

プジョー３００８は２０１１年「中央日報カー・オブ・ザ・イヤー」（ＣＯＴＹ）で「今年のＳＵＶ」賞を受けている。 燃費と加速性能で最も高い点数を受けた。 パク・サンウォン委員は「『燃料計の針が下がらない』という冗談が本当のように感じられるほど」と述べた。 ３００８の公認燃費は１８．１キロ（アクティブｅ－ＨＤｉモデル基準）で１等級。 加速性能についても「瞬発力が優れ、丘でも変速の衝撃がない」（イ・ナムソク委員、中央大経営学科教授）などの好評が多かった。

プジョーが強調する「フランス感性デザイン」については、「ボディーが太って見える」（キム・ギボム）、「乗用車とＳＵＶの中間程度であるクロスオーバーの特性をよく生かしている」（イ・ナムソク）など意見が分かれた。 室内を評価する感性品質項目では「高級さがライバル車種に比べて落ちる」（イ・ナムソク）、「ソフトウレタンダッシュボードなど高級な素材を多く使用した感じがなく残念だ」（ナ・ユンソク）などという評価が多かった。 乗車感については好評が多かったが、「重心が高く、ハンドルを回せば傾く」（チャン・ジンテク）という評価もあった。



準中型輸入ＳＵＶ比較　ホンダＣＲ－Ｖが静粛で中年層に便利（２）