シンガポールのランドマークになった複合リゾート「マリーナベイサンズ」。カジノ棟を備えた55階建てのホテル3棟をつなげた屋上には最高級プールがある(写真提供=マリーナベイサンズ)。
東北アジアにカジノ誘致競争が本格化している。 韓国と日本が足踏み段階ならロシアは既に先を行っている。ロシアは2010年からウラジオストック郊外周辺地域に大型リゾート6カ所とカジノ12カ所を含めた大規模カジノ団地を建設中だ。 ベトナムは2010年南部地域にカジノ設立を許可し、最近では北部地域にカジノ誘致を模索している。生ぬるい態度に出る政府とは違い国内地方自治体はすでにカジノ中心の大型複合リゾート誘致に積極的だ。金文洙(キム・ムンス)京畿道(キョンギド)知事は4月、「中国人専用カジノ」設置を提案することもあった。知事は「観光ホテルを作ってカジノを誘致すれば国際的な平和安全ベルトになる」としながら「中国人が夜通しカジノをすれば北朝鮮は絶対大砲を撃つと威嚇できないだろう」と述べた。忠清北道(チュンチョンブクド)清原(チョンウォン)郡はオゾン経済自由区域にカジノ誘致を検討中で、大邱市(テグシ)も洛東江(ナクトンガン)近くの開発事業で複合リゾートを検討している。ラスベガス・サンズグル―プのシェルドン・アデルソン(79)会長は2月に本紙インタビューで「韓国にカジノ設立許可が下りた場合、サンズ・コーポレーション単独だけで40億(約4兆3000億ウォン)~60億ドル(約6兆5000億ウォン)を投資するだろう」と述べた。美原融大阪商業大学教授は「日本も複合リゾート立法を着実に推進してきたし、未来成長戦略の一つとして自民党政府の支持を受けている」として「今年中にカジノが許可される複合リゾート法が通過するだろう」と明らかにした。ファン・ヘジン(MICE複合リゾート産業発展委員会委員長)梨花女子大学教授は「台湾さえも中国人観光客を目標にした競争に飛び込んでいる」として「どこの国がどれくらい迅速な決定をするのかが重要」と話した。
日本はカジノを年内に合法化可能性、韓国はまだ…複合リゾート競争(2)
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