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急落傾向だったサムスン電子株価が沈静化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サムソン電子株価の急落傾向が落ち着いた。金曜日だった7日、一日で6%暴落すると10日には2000ウォン(0.14%)下落した142万5000ウォン(約12万1700円)で取引を終えた。機関が買い入れて一時144万3000ウォンまで上がったが、外国人の売渡で小幅下落した。この日外国人はサムスン電子を約2300億ウォン売り越し、機関は3400億ウォン買い越した。7日にはスマートフォンギャラクシーS4の販売が予想より少ないというJPモーガン報告書が出てきてサムスン電子の株価が大きく下落した。

証券業界では、さらにほかの悪材料がふくらまない限り、サムスン電子が追加急落する可能性は大きくないと見ている。さらに外国系証券会社でさえ株価の落ち込みは過度だったという報告書を出した。日本の野村証券は報告書で「6%下落したサムスン電子の株価は、スマートフォン事業が近い未来にハードランディングする憂慮まで反映した水準」としながら「しかしこれは現実化される可能性がほとんどない(highly unlikely)」と分析した。それと共にサムスン電子の目標株価を現在より80万ウォン近く高い220万ウォンと提示した。野村証券の報告書のためか10日は外国人がサムスン電子を売って整理する中でも日本の大和証券を通じては約420億ウォンの買い注文が出た。

サムスン電子の株価の下落を誘ったJPモーガンも報告書で「スマートフォン市場でサムソン電子のライバルはいない」とした。実際このような点が反映されて世界のスマートフォン企業の時価総額ではサムスン電子の占める比重がますます高まっている。KDB大宇(デウ)証券によれば、昨年だけでも世界のスマートフォン企業の時価総額の20%だったサムソン電子の比重は、最近30%まで上がった。アップル・ノキアは株価が一気に落ち込んだのに対しサムスン電子は150万ウォン前後を維持しており、ますます比重が大きくなったのだ。大宇証券のパク・スンヨン研究員は「7日にサムスン電子への傾倒に対してバランスを取る売り物が一度にあふれ、株価の下落をあおったのだろう」と解釈した。

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