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【コラム】朴槿恵外交の大乱大治(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の外交孤立は前例が少ない。国家運営の非正常と突発も絶えない。ラオスでの脱北者強制送還は正常ではなく極端だ。その形態は国際社会の悩みの種だ。そうであるほど彼らは核兵器に依存する。核の威力はこうした逆説で引き立つ。この点は金正恩(キム・ジョンウン)体制で核兵器廃棄の悲観的展望を固める。核兵器の退場は不可能に近い。それは北朝鮮非核化圧力のジレンマだ。北東アジア大乱情勢の悲観的要素だ。

朴大統領は中国カードに注目してきた。6月末、朴大統領は北京で習近平主席に会う。会談は北朝鮮の核放棄、北朝鮮の外交形態の正常化、脱北者強制送還の遮断のための協力の舞台となる。中国との協調の密度は未知数だ。北朝鮮の戦略的価値のためだ。

北京外交関係者の間で「朝中は血盟ではなく一般国家関係」という言葉が増えた。それは北朝鮮に対する失望と拒否の中国式表現だ。中国は北朝鮮の地政学的な価値を独占している。放棄できない戦略要素だ。米オバマ政権の外交は「アジア回帰」だ。こうした状況で北朝鮮の価値は魅力的だ。したがって朝中関係の再構成は制約的だ。非核化圧力は中国式節制の中で進行されるだろう。


国際関係は相互交換だ。韓国が依存するだけ、韓半島に対する中国の影響力は強まる。6カ国協議は中国外交の威勢を決定的に育てた。中国は韓米同盟を警戒する。中国は同盟の未来の青写真を見せてほしいと要求するだろう。中国に対する要請と期待のレベルは精密に計算されなければならない。中国への外交集中は日本の反発を招く。安倍政権の時代錯誤的な歴史接近は慨嘆と怒りを誘発する。しかし北朝鮮を狙った圧力で日本との協力は重要だ。

韓国と中国の関係は戦略的協力同伴者だ。韓米は同盟関係だ。同盟と同伴は共存できる。米中緊張の中でも共存の妙味は生かせる。韓半島周辺情勢は揺れ動く。大乱の国際秩序再編期だ。大乱の属性は機会だ。大転換の決定的な空間を用意する。朴槿恵の外交は大治の力で機会をつかまなければならない。その空間を先行獲得する優れた戦略と知恵、熟練が求められる。

パク・ボギュン論説委員



【コラム】朴槿恵外交の大乱大治(1)

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