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【コラム】朴槿恵外交の大乱大治(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北東アジアは静かな大乱だ。その中に朝中関係の変化と再構成もある。演出者は中国の習近平国家主席だ。習近平政権は「新型大国外交」を掲げた。国際秩序管理の中国式新外交を繰り広げようという意志だ。北朝鮮の崔竜海(チェ・ヨンヘ)特使訪問も新外交の適用対象だった。北朝鮮は公開的な侮辱を受けた。

その変化は習主席の父・習仲勲時代と比較される。1982年10月、習仲勲は平壌(ピョンヤン)を訪問した。習仲勲は全人代常務委員会副委員長だった。金日成(キム・イルソン)主席にも会った。「兄弟的朝鮮人民、血で結ばれた親善と戦闘的団結」を叫んだ。

習仲勲は板門店(パンムンジョム)北側の板門閣の前に立った(労働新聞82年10月14日付の写真)。習仲勲は「南朝鮮と米国が戦争の火をつければ、われわれは鴨緑江(アムノッカン)を渡るだけでなく、他の方面でも朝鮮を積極的に支援する」と述べた。「中国と朝鮮の親善は代を継ぐ」とも語った。


31年後、息子の時代に、習仲勲の決心は劇的にもつれた。父と息子の言動の差は強烈な象徴だ。先週、習近平は軍総政治局長の崔竜海に圧力を加えた。北朝鮮の核兵器実験に対する彼の不快感は、面と向かって非難する雰囲気だった。その感情は金正恩の親書を受ける時に高まった。親書を片手で受けて秘書に渡した。北朝鮮“最高尊厳”の手紙は無視された。

2000年10月の趙明禄(チョ・ミョンロク)の米国訪問を思い出す。趙明禄の階級(次帥)・職責は崔竜海と同じだった。趙明禄の軍服姿は異質だった。しかし独特の格調を表した。その場面は「北朝鮮に人物がいる」という印象を与えた。北京で崔竜海の軍服はみすぼらしく見えた。つばが短く前面が誇張された帽子は彼と似合わなかった。その姿は「北朝鮮は人的資源まで枯渇した」という印象を与えた。

南北の場面も変わった。先月、北朝鮮は開城(ケソン)工業団地を閉鎖した。奇襲と予測不可能、反転は北朝鮮外交の特技だ。朴槿恵(パク・クネ)大統領は撤収で正面から対抗した。それは予測を越える逆襲だ。北朝鮮の典型的な手法と言語は効力を失った。北東アジア大乱のプラスの要素だ。国内葛藤を起こす狙いは外れた。

北朝鮮外交はかつて不敗の交渉力を誇った。彼らの単幕劇に米国は数え切れないほどやられた。北朝鮮方式は威嚇・挑発-対話・交渉-譲歩・援助の循環だ。緊張を高めた分だけ彼らは譲歩を得た。瀬戸際戦術は交渉力を高めた。その評判と勢いはもう縮小している。朴大統領は悪循環を断ち切ろうとしている。



【コラム】朴槿恵外交の大乱大治(2)

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