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「中国外交官が『北に怒り・屈辱感じる』と発言」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国の金塾(キム・スク)国連代表部大使

「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が軍幹部を中国に特使として派遣したのは、北が努力しているかという点を外部、特に米国に見せるというメッセージだ。(前向きな状況変化の)青信号かどうかはもう少し見なければ分からない。ただ、外側と対話しようという点はプラスだ」。

北朝鮮の長距離ロケット(ミサイル)と3度目の核実験挑発に対する国連安全保障理事会制裁決議案(2087号および2094号)を引き出した韓国の金塾(キム・スク)国連代表部大使(61)は、崔竜海(チェ・ヨンヘ)北朝鮮人民軍総政治局長の訪中をこのように評価した。

在外公館長会議に出席するために一時帰国した金大使に先週会った。金大使は08年4月に外交部韓半島平和交渉本部長(次官級)に任命され、6カ国協議首席代表として活動し、09年2月に国家情報院第1次長を務めた。2011年5月に国連大使として赴任した。最近、朴槿恵(パク・クネ)大統領の再信任を受けて留任した。


金大使は今年に入って続いた北朝鮮の挑発の中、国連加盟国が見せた現場の雰囲気を伝えた。特に過去とは違う中国の態度を紹介した。

「中国の外交官が私的な席で『忍耐の限界を越えた。(挑発するなという)中国の説得に正面から挑戦した北に怒り(anger)と屈辱(humiliation)を感じる』と吐露するほどだった。こういう状況で北が4度目の核実験をすれば、まさに加重処罰する状況だ」。

北朝鮮は3月、中国が国連安保理の対北朝鮮制裁に参加すると、「米国の不純で一方的な措置にいくつかの国が弄ばれている」と非難した。金大使は「(北の)こうした表現自体が安保理常任理事国の中国にとって非常に屈辱的なものだ」とし「制裁決議案を採択する過程で、北に対する中国の立場は断固たるもので、私たちと似た認識だった」と明らかにした。

安保理2094号決議案の効果については、「制裁案が非常に精巧に構成され、北には言葉にできないほどの苦痛と不便を与えている」とし「制裁だけで北核問題を完全に解決できないとしても、核開発の速度を大きく遅らせる効果が期待される」と強調した。

米国が中国との関係を意識し、韓国が望むほど強く北朝鮮に圧力を加えていないという見方については、「韓米間には“強い協調”がある」と否認した。

金大使は潘基文(バン・ギムン)国連事務総長が外交部長官だった04年から2年間、北米局長を務め、潘総長と息を合わせた。2月に安保理理事会議長を務めた金大使は「15理事国が1カ月ずつ交代で議長国になるが、来年4月に韓国がまた議長国を引き受ける予定」とし「国連事務総長と安保理理事会議長を韓国人が同時に務めることができる最近が、大韓民国の多者外交の黄金期」と表現した。金大使は「(潘基文事務総長が)目に見えるように韓国をひいきすることはできないが、恩恵は受けている」と述べた。



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