北朝鮮の核・ミサイル挑発で極限に向かっていた韓半島危機状況が新たな局面を迎えた。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の特使として中国を訪問した崔竜海(チェ・ヨンヘ)軍総政治局長が24日、習近平国家主席に会い、6カ国協議など対話に復帰する意思を表明した。
韓国政府は、局面転換の「出口」を探せなかった北朝鮮が、韓米中3カ国の圧力作戦にひとまず反応を見せたとみている。特に朴槿恵(パク・クネ)大統領の対北朝鮮プロセスが「1次効果」を得たのではないかという見方だ。政治的な負担を抱えながらも開城(ケソン)工業団地暫定閉鎖を甘受した点、北核不用に対する一貫したメッセージを送った点が功を奏したということだ。
問題は新たに作られた局面をどう管理するかだ。韓国政府は北朝鮮の対話意思表明が根本的な態度の変化か、それとも核保有を既定事実化するための煙幕用かを確かめる必要があるという立場だ。
匿名を求めた政府関係者は26日、「6カ国協議は最終的に北の非核化が目標となる方向に進まなければならない」とし「いかなる方法であれ、会談には成果がなければならない」と述べた。この関係者は「習主席と崔特使の面談後、北側の発表には6カ国協議の内容がないが、こうした部分にも注視する必要がある」と述べた。
北朝鮮はこの日、金正恩が責任者である国防委の政策局報道官の談話を通じて、「(核と経済建設の)並進路線は1960年代の経済・国防並進の偉大な継承」とし、核武力建設と核保有を守ると明らかにした。朴大統領を名指ししながら「傀儡大統領の朴槿恵がわれわれと対決しようという悪辣な胸の内を表した」と非難した。北朝鮮が朴大統領を名指しして非難したのは大統領就任後初めて。
また談話は、朴大統領が米戦略国際問題研究所(CSIS)代表団に会い、金正恩を初めて名指しながら「北の経済・核並進路線は賭け」と指摘した点を取り上げ、「最高尊厳(金正恩)冒とく」と主張した。
このように北朝鮮の現在の態度は強硬だ。したがって「無条件に事前措置を取って対話をするのは容易ではないだけに、対話が非核化を作り出すための手段になりうる」(政府核心関係者)と余地を残している。
6カ国協議を強調する蚒国…韓国「会談には成果あるべき」(2)
韓国政府は、局面転換の「出口」を探せなかった北朝鮮が、韓米中3カ国の圧力作戦にひとまず反応を見せたとみている。特に朴槿恵(パク・クネ)大統領の対北朝鮮プロセスが「1次効果」を得たのではないかという見方だ。政治的な負担を抱えながらも開城(ケソン)工業団地暫定閉鎖を甘受した点、北核不用に対する一貫したメッセージを送った点が功を奏したということだ。
問題は新たに作られた局面をどう管理するかだ。韓国政府は北朝鮮の対話意思表明が根本的な態度の変化か、それとも核保有を既定事実化するための煙幕用かを確かめる必要があるという立場だ。
匿名を求めた政府関係者は26日、「6カ国協議は最終的に北の非核化が目標となる方向に進まなければならない」とし「いかなる方法であれ、会談には成果がなければならない」と述べた。この関係者は「習主席と崔特使の面談後、北側の発表には6カ国協議の内容がないが、こうした部分にも注視する必要がある」と述べた。
北朝鮮はこの日、金正恩が責任者である国防委の政策局報道官の談話を通じて、「(核と経済建設の)並進路線は1960年代の経済・国防並進の偉大な継承」とし、核武力建設と核保有を守ると明らかにした。朴大統領を名指ししながら「傀儡大統領の朴槿恵がわれわれと対決しようという悪辣な胸の内を表した」と非難した。北朝鮮が朴大統領を名指しして非難したのは大統領就任後初めて。
また談話は、朴大統領が米戦略国際問題研究所(CSIS)代表団に会い、金正恩を初めて名指しながら「北の経済・核並進路線は賭け」と指摘した点を取り上げ、「最高尊厳(金正恩)冒とく」と主張した。
このように北朝鮮の現在の態度は強硬だ。したがって「無条件に事前措置を取って対話をするのは容易ではないだけに、対話が非核化を作り出すための手段になりうる」(政府核心関係者)と余地を残している。
6カ国協議を強調する蚒国…韓国「会談には成果あるべき」(2)
この記事を読んで…