米原子力空母「ニミッツ」が11日、海軍作戦司令部釜山基地埠頭に入港している。1975年に就役したニミッツは長さ332メートル、幅76メートルでサッカーコートの3倍の広さがある。戦闘爆撃機スーパーホーネット(F/A-18E/F)、早期警報機E-2C(ホークアイ2000)など80機余りの航空機を搭載している。
しかし今回の訓練が注目されるのは日本の横須賀に駐留する第7艦隊所属の「ジョージ・ワシントン」の代わりに米国本土に駐留する第3艦隊所属のニミッツがサンディエゴ港を出発し訓練に参加するという点だ。北朝鮮が今年初めから核実験などで軍事的緊張を高めていることから原子力潜水艦と原子力空母で対抗する格好だ。これと関連し国防部周辺では、「北朝鮮が中・長距離ミサイルで日本やグアムに駐留する米軍基地を攻撃しても米国本土の戦力を韓半島に投じることができるというメッセージを伝える次元」という見方が出ている。先月合同演習フォール・イーグルの際にB-2ステルス爆撃機が米国本土から飛来し爆撃練習をしたように米国本土に駐留する空母を派遣したという分析だ。北朝鮮は最近軍事的緊張を高め数回にわたりグアムと沖縄の基地を攻撃できると威嚇していた。先月30日に終了したフォール・イーグルと6~10日に行われた韓米対潜訓練に続き訓練が行われるのもこうした脈絡だ。
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