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韓国、投機等級の社債不渡り率15年ぶり最高

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
昨年の格付け“BB”以下の“投機等級”社債の不渡り率が、1997年の外国為替危機以来、最高を記録した。また“投資適格等級”である“A”等級の社債で初めて不渡りが発生した。

韓国金融監督院は、韓国企業評価・韓国信用評価・NICE信用評価の3つの信用評価会社の昨年の格付け実績を分析した結果、このようになったと29日明らかにした。これによると投機等級の社債の不渡り率は15.66%で前年(7.48%)の2倍に跳ね上がった。不渡り企業の数も13社で前年(8社)より大幅に増えた。2004年に15.11%だった投機等級の不渡り率はこの後下がり、2008年(5.91%)以降再び高まる傾向にある。

また、昨年の投資適格等級(BBB~AAA)の不渡り率は0.41%を記録、2001年(0.52%)以降の最高値を記録した。特に昨年初め、熊津(ウンジン)ホールディングスが不渡り処理に陥り、A等級社債でも不渡りが発生するという初めての事例も出てきた。


これは景気低迷で企業が資金調達に困難を経験しているところに、信用評価会社の格付けインフレ慣行がなかなかなくならないためだと分析される。信用評価会社の収益の大部分が格付け評価を依頼する企業から出てくるという構造的な限界などのために、格付けが実際よりも過大評価を受けているということだ。実際、1998年の社債発行市場の41%を占めた投機等級の債権の比重は昨年7.9%と5分の1になった。

パク・ハクスン金融投資業務チーム長は「昨年の不渡り率が高かったのは、投機等級に分類された企業が83社と歴代最低であった点が影響を及ぼした」として「投機等級企業が社債を発行して資金を調達するのがますます難しくなるだろう」と話した。信用評価会社で見ればA等級の社債不渡り率は、NICE信用評価が最も高かった。財務状態が良くない企業にA等級を与えたケースが相対的に多かったということだ。



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