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安倍内閣、露骨に右傾化…次々と靖国参拝

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

新藤義孝総務相(左)、古屋圭司国家公安委員長(右)

日本の安倍内閣の“ナンバー2”麻生太郎副総理をはじめとする閣僚3人が20-21日、太平洋戦争の戦犯が合祀されている靖国神社を次々と参拝した。靖国の春季例大祭(21ー23日)を迎えてだ。

20日、新藤義孝総務相がまず参拝した。2011年に韓国の独島(ドクト、日本名・竹島)支配強化実態を調査するとして鬱陵島(ウルルンド)訪問を試み、金浦(キンポ)空港で入国を拒否された人物だ。第2次世界大戦末、硫黄島で米軍を相手に“玉砕作戦”を繰り広げた栗林忠道陸軍中将の孫にあたる。新藤総務相は「(閣僚としてではなく)私人として参拝した」と述べた。靖国参拝が外交に及ぼす影響を尋ねる質問に対し、「先祖が太平洋戦争で亡くなった。定期的に参拝している」とした。

21日には古屋圭司国家公安委員長兼拉致問題担当相が靖国を参拝した。古屋委員長は昨年5月、米ニュージャージー州を訪問し、現地に設置された従軍慰安婦碑の撤去を要求した人物だ。また議員の会を通じて従軍慰安婦に関する歪曲された歴史認識を主導してきた。靖国参拝後はためらわず「国務大臣・古屋圭司として参拝した」と述べた。新藤総務相とは違い、閣僚としての参拝であることを明確にしたのだ。続いて「国のために命をささげた英霊に哀悼の誠をささげるのは国会議員として当然だ」と話した。


21日、閣僚のうち3人目に靖国を参拝したのは麻生太郎副総理兼財務相だった。主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するため米国を訪問した麻生財務相は、帰国後の午後7時30分ごろ靖国を訪問した。安倍政権内で数少ない知韓派と知られた麻生副総理の靖国参拝は、両国関係の改善にも大きな悪影響を及ぼす見込みだ。

民主党政権当時は閣僚に靖国参拝自制命令が出されたが、安倍政権は閣僚の意思に任せている。昨年12月の安倍内閣発足後、閣僚の靖国参拝が確認されたのは今回が初めてだと、日本メディアは伝えた。閣僚ではないが、安倍首相の最側近の加藤勝信官房副長官も21日午前、靖国を参拝した。

安倍首相は今回は参拝しない代わりに「内閣総理大臣」と書かれた「真榊(まさかき)」を奉納した。安倍首相は07年の安倍内閣当時も同じ供え物を奉納した。

昨年9月の自民党総裁選挙当時、「首相在任中に靖国を参拝しなかったのは痛恨の極み」と述べた安倍首相は、最近、靖国参拝について明確な立場表明を控えている。

自民党と連立政権を構成する公明党の山口那津男代表は閣僚の靖国参拝について、「どういう説明をしても外交的な影響が出ることは避けられない。(韓国・中国との)関係改善を損なわないよう配慮が必要だ」と述べた。



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