現行の原子力協定は、韓国に原子炉がある1基もなかった40年前に締結された。その間、韓国は23基の原子力発電所を保有し、電力の35%を原子力で生産する世界5位の原発大国に成長した。海外に輸出もしている。このような現実を反映して協定を改定すべきだという韓国の要求は正当だ。2016年の古里原発をはじめ、2024年には国内すべての原発の使用済み核燃料貯蔵能力が飽和状態となる。これを再処理して再活用する案が用意されなければ、原発の稼働が中断する可能性もある深刻な状態だ。ウラン濃縮を通じて核燃料を安定的に供給することも、エネルギー主権確保レベルで必要だ。
「核なき世界」を主張するオバマ政権の不拡散路線を取り上げ、米国が難色を示すのも理解できる。北朝鮮の核保有に対抗し、韓国で核武装世論が高まっている点も気にかかるはずだ。しかし核の平和的利用に対し、韓国政府は確固たる立場を持っている。言葉では韓米同盟が「リンチピン(linchpin)のように重要だと言いながら、同盟国を信じられないのは矛盾だ。同じ同盟国の日本には25年前に認めながら、韓国にはだめだというのは公平性に背く。
「核なき世界」を主張するオバマ政権の不拡散路線を取り上げ、米国が難色を示すのも理解できる。北朝鮮の核保有に対抗し、韓国で核武装世論が高まっている点も気にかかるはずだ。しかし核の平和的利用に対し、韓国政府は確固たる立場を持っている。言葉では韓米同盟が「リンチピン(linchpin)のように重要だと言いながら、同盟国を信じられないのは矛盾だ。同じ同盟国の日本には25年前に認めながら、韓国にはだめだというのは公平性に背く。
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