柳賢振(リュ・ヒョンジン、26、LAドジャース)を賞賛する米紙。
柳賢振は14日、米アリゾナ州フェニックスのチェイスフィールドで行われたアリゾナ戦に先発し、今季2勝目(6イニング3失点)をマークした。打席でも3打数3安打(1得点)と活躍した。特に3-1とリードした6回二死後、ナショナルリーグ最多勝(2011年21勝)のイアン・ケネディから3本目の安打を放つと、動揺したケネディはその後2安打1四球で3失点して崩れた。
韓国人投手の3安打は朴賛浩に続いて2人目で、2525日ぶり。朴賛浩はサンディエゴ時代の06年5月16日、アリゾナ戦で3打数3安打をマークした。その3週後の6月3日のピッツバーグ戦でも3打数3安打と打撃力を見せた。
アリゾナの場内アナウンサーのスティーブ・バシュームと解説者ボブ・ブレンリーは柳賢振を“ベーブ・リュース”と呼んだ。メジャーリーグの伝説的な強打者ベーブ・ルース(Babe Ruth)に例えたのだ。ベーブ・ルースはメジャー通算22年(1914-35年)で打率3割4分2厘、714本塁打、2213打点をマークし、12回もアメリカンリーグ本塁打王に輝いた。
LAタイムズは「ベーブ・リュースが7-5の勝利を導いた」という見出しで、柳賢振の活躍を伝えた。同紙は「ベーブ・ルースもメジャーで投手としてスタートした。ドジャースはクレイトン・カーショー(25、開幕戦で決勝本塁打)とともに打撃力がある2人の投手を持つ」と説明した。
メジャーリーグホームページのMLB.comは、柳賢振がヒットを打った瞬間、柳賢振の両親が観客席で大喜びする映像をメイン画面で紹介した。LAドジャースのホームページは「韓国プロ野球で一度もヒットを打っていない柳賢振が印象的な活躍をした」と伝えた。米スポーツ専門サイトSBネーションは「マウンド、打席でともに発展する姿を見せた」と評価した。この日の試合を生中継したホ・グヨンMBC解説委員は「柳賢振が中心打者の活躍の代わりをしている」と評価した。
LAドジャースのマッティングリー監督(52)は試合後、「これまで投手のうち打撃はカーショーが最高だと思っていた。柳賢振はザック・グレインキー(30)の打席にも代打で使えそうだ」と言って笑った。
柳賢振は「ベーブ・リュース」というニックネームについて「過剰な称賛。カーショーは本塁打を打ったが、自分は打てなかった。これから走者がいない時は安打を狙う」と語った。
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