昨年3月、インドのデリー空港鉄道でもドイツB社のレール締結装置核心部品である“テンションクランプ(レールクリップ)”が問題を起こして社会問題になった。偶然にも今回の新盆唐(シンプンダン)線で破損したものと同じ製品だった。インドメディアによれば当時テンションクランプ約1万1000個にクラックが発見されたが、デリーメトロ鉄道公社が部品だけをずっと交換しながら列車運行を押し切った。こうした事実がインド鉄道局傘下の『鉄道研究・設計および標準機構(RDSO)』の調査過程で明るみに出た。
RDSO報告書によれば、テンションクランプに欠陥が発見された後、通常時速105キロで運行していたデリー空港鉄道は、速度を80キロに落として運行していた。さらに大きな問題は、クラックが生じた部品を新しいものに交換したが数カ月足らずで再びクラックが発生したという点だ。報告書はまた、鉄道局がデリー鉄道公社側に数回安全問題を指摘して対策準備を促したが、公社側はこれを無視して運行を継続してきたと暴露した。
特に管理・監督責任があるデリー鉄道公社と線路維持・保守担当業者の“リライアンス・インフラ”が互いに責任押しつけ合うことをして安易に対応した事実も明らかになった。公社側は「部品欠陥についてリライアンス・インフラ側に知らせたし、調査委員会をつくるのかどうか打診した」と主張した。その一方、リライアンス・インフラ側は「列車運行が終わった後、全区間にわたって部品を調査し、欠陥があるものなどを交換してクラックが発見された区間では列車速度を落とすなどの措置を取った」と反論した。 双方が各自の立場でできる措置を尽くしたので責任はないというやり方だった。
インドメディアがこの報告書を入手して報道し、事件の波紋が幾重にも広がっていった。結局昨年7月初め、デリー空港鉄道は運行を中断して精密安全調査に入った。6ケ月が過ぎた今年1月末になって列車運行が再開した。だが、通常速度の半分にあたる時速50キロ水準で徐行運転しながら部品状態をチェックしている。異常がなければ速度を10キロずつ上げながら点検を継続するということだ。部品の破損原因についての最終結論はまだ下されていない状態だ。
RDSO報告書によれば、テンションクランプに欠陥が発見された後、通常時速105キロで運行していたデリー空港鉄道は、速度を80キロに落として運行していた。さらに大きな問題は、クラックが生じた部品を新しいものに交換したが数カ月足らずで再びクラックが発生したという点だ。報告書はまた、鉄道局がデリー鉄道公社側に数回安全問題を指摘して対策準備を促したが、公社側はこれを無視して運行を継続してきたと暴露した。
特に管理・監督責任があるデリー鉄道公社と線路維持・保守担当業者の“リライアンス・インフラ”が互いに責任押しつけ合うことをして安易に対応した事実も明らかになった。公社側は「部品欠陥についてリライアンス・インフラ側に知らせたし、調査委員会をつくるのかどうか打診した」と主張した。その一方、リライアンス・インフラ側は「列車運行が終わった後、全区間にわたって部品を調査し、欠陥があるものなどを交換してクラックが発見された区間では列車速度を落とすなどの措置を取った」と反論した。 双方が各自の立場でできる措置を尽くしたので責任はないというやり方だった。
インドメディアがこの報告書を入手して報道し、事件の波紋が幾重にも広がっていった。結局昨年7月初め、デリー空港鉄道は運行を中断して精密安全調査に入った。6ケ月が過ぎた今年1月末になって列車運行が再開した。だが、通常速度の半分にあたる時速50キロ水準で徐行運転しながら部品状態をチェックしている。異常がなければ速度を10キロずつ上げながら点検を継続するということだ。部品の破損原因についての最終結論はまだ下されていない状態だ。
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