「核兵器で米本土を打撃するというのだから…。あの人たち(北朝鮮)は正常なのかどうか分からない」(金満福元国家情報院長)
「軍事訓練を口実に開城(ケソン)工業団地を閉鎖するというのは話にならない」(李在禎元統一部長官)
「気持ちが弱まっているから新しいことをしてみようということだ。もう行きつくところまで行ったから…」 (白鍾天元国家安保室長)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で対北朝鮮政策を主導した3人が5日、中央日報の取材陣と向き合って座った。李明博(イ・ミョンバク)政権の対北朝鮮政策に対する評価、朴槿恵(パク・クネ)政権に対する助言を込めた共著『韓半島平和の道』の出版を機に、北朝鮮の挑発局面を診断するためだ。
在任中に「北朝鮮をかばっている」という非難を受けるほど北朝鮮に友好的な3人だが、北朝鮮の激しい対南挑発には批判的な発言をした。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の行動について、金満福(キム・マンボク)元院長は「核とミサイルのカードを何度も見せようとする心理が表れている」とし、「父(金正日)のようなカリスマがないため、大げさな行動で誇示しようとしている」と分析した。
事態がこれほどまで悪化した第一の原因が金正恩にあるという指摘も出た。李在禎(イ・ジョジョン)元長官は「昨年の朝米2・29合意(北核凍結と米国の食糧支援)以降こじれ出した」とし「いくら金日成(キム・イルソン)主席の100回目の誕生日(4月15日)にロケットを打ち上げたくても、金正恩が我慢するべきだった」と述べた。忍耐心を持って交渉すれば良い契機になるという指摘だ。
白鍾天(ペク・ジョンチョン)元国家安保室長も「米国が最近、対中牽制とアジア回帰(Pivot to Asia)政策レベルで対北朝鮮抑制に力を注いでいる」とし「しかし金正恩が口実を与えた」と述べた。
危機に向かっている開城工業団地について、金元院長は「00年代初めの開城工業団地造成当時から積もってきた北朝鮮軍部の不満が表出した」とし「この問題は政治ではなく経済論理で解かなければならない」と述べた。李元長官は「工業団地が騒ぎになっているが、国防部の人質救出作戦の話ばかり聞こえ、統一部が見えない」と統一部の消極性を指摘した。
3人は07年の南北首脳会談と10.4宣言を引き出した当事者だ。10.4宣言に関し、「北朝鮮に一方的に与えただけで、北朝鮮の非核化を引き出せなかった」という指摘に対しては一斉に反論した。むしろ李明博政権の失策だと主張した。
李元長官は「李明博大統領が継承まではしなくとも、ただ机の上に置いておくだけでも、南北がこれほどこじれることはなかった」とし「ごみ箱に入れてしまったのではないだろうか」と批判した。金元院長は「北核解決ロードマップや米国仲裁の平和協定の締結など、良い内容が多かったが…」と遺憾を表した。
南北首脳会談当時に盧武鉉元大統領が北方限界線(NLL)を放棄するような発言をしたという論争については、3人は「現場にいた私たち3人の話を聞かず、そのような主張をした鄭文憲(チョン・ムンホン)議員(セヌリ党)の話ばかり信じるのは納得できない」と反論した。
朴槿恵政権の対北朝鮮政策と関しては、「李明博政権がなくした国家安保室を復活させたのは評価できる。北朝鮮が出口を見いだせるように誘導する戦略を準備する時だ」(白元室長)と強調した。
「軍事訓練を口実に開城(ケソン)工業団地を閉鎖するというのは話にならない」(李在禎元統一部長官)
「気持ちが弱まっているから新しいことをしてみようということだ。もう行きつくところまで行ったから…」 (白鍾天元国家安保室長)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で対北朝鮮政策を主導した3人が5日、中央日報の取材陣と向き合って座った。李明博(イ・ミョンバク)政権の対北朝鮮政策に対する評価、朴槿恵(パク・クネ)政権に対する助言を込めた共著『韓半島平和の道』の出版を機に、北朝鮮の挑発局面を診断するためだ。
在任中に「北朝鮮をかばっている」という非難を受けるほど北朝鮮に友好的な3人だが、北朝鮮の激しい対南挑発には批判的な発言をした。金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の行動について、金満福(キム・マンボク)元院長は「核とミサイルのカードを何度も見せようとする心理が表れている」とし、「父(金正日)のようなカリスマがないため、大げさな行動で誇示しようとしている」と分析した。
事態がこれほどまで悪化した第一の原因が金正恩にあるという指摘も出た。李在禎(イ・ジョジョン)元長官は「昨年の朝米2・29合意(北核凍結と米国の食糧支援)以降こじれ出した」とし「いくら金日成(キム・イルソン)主席の100回目の誕生日(4月15日)にロケットを打ち上げたくても、金正恩が我慢するべきだった」と述べた。忍耐心を持って交渉すれば良い契機になるという指摘だ。
白鍾天(ペク・ジョンチョン)元国家安保室長も「米国が最近、対中牽制とアジア回帰(Pivot to Asia)政策レベルで対北朝鮮抑制に力を注いでいる」とし「しかし金正恩が口実を与えた」と述べた。
危機に向かっている開城工業団地について、金元院長は「00年代初めの開城工業団地造成当時から積もってきた北朝鮮軍部の不満が表出した」とし「この問題は政治ではなく経済論理で解かなければならない」と述べた。李元長官は「工業団地が騒ぎになっているが、国防部の人質救出作戦の話ばかり聞こえ、統一部が見えない」と統一部の消極性を指摘した。
3人は07年の南北首脳会談と10.4宣言を引き出した当事者だ。10.4宣言に関し、「北朝鮮に一方的に与えただけで、北朝鮮の非核化を引き出せなかった」という指摘に対しては一斉に反論した。むしろ李明博政権の失策だと主張した。
李元長官は「李明博大統領が継承まではしなくとも、ただ机の上に置いておくだけでも、南北がこれほどこじれることはなかった」とし「ごみ箱に入れてしまったのではないだろうか」と批判した。金元院長は「北核解決ロードマップや米国仲裁の平和協定の締結など、良い内容が多かったが…」と遺憾を表した。
南北首脳会談当時に盧武鉉元大統領が北方限界線(NLL)を放棄するような発言をしたという論争については、3人は「現場にいた私たち3人の話を聞かず、そのような主張をした鄭文憲(チョン・ムンホン)議員(セヌリ党)の話ばかり信じるのは納得できない」と反論した。
朴槿恵政権の対北朝鮮政策と関しては、「李明博政権がなくした国家安保室を復活させたのは評価できる。北朝鮮が出口を見いだせるように誘導する戦略を準備する時だ」(白元室長)と強調した。
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