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腐敗清算、韓国が中国より一歩先に立って

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
全斗煥(チョン・ドゥファン)・盧泰愚(ノ・テウ)2人の元大統領を拘束に至らせた同和銀行秘密資金事件の「検事ハム・スンヒ(62)」が28日午前、中国北京で反腐敗特講をした。人民大学教授と修・博士生200人を前にしてだ。テーマは「腐敗との戦争‐韓国での成功と失敗」。検事生活13年を終えた後、国会議員・弁護士として活動したが、彼はセマウル本部不正、家出少女人身売買団、同和銀行長秘密資金事件捜査の検事としてさらに知られている。現在、法務法人大陸の代表弁護士であり、政策研究の会である「フォーラムオレ」会長だ。

「腐敗清算において韓国が中国より一歩先んじているという点、その過程に私が小さいけれど役割を果たしたという点で自負心を感じた」

ハム会長は特講が終わった後、記者との通話で「腐敗清算に対する中国人の関心が非常に高くて驚いた」と話した。1時間30分の講義に続き質疑応答が1時間以上続いたという。31日深セン大学でも特講する。人民日報・CCTVなど官営媒体とインタビューも予定されている。習近平国家主席が全国人民代表大会(全人大)で改革課題として腐敗清算を提示して以来、中国の反腐敗運動気流は強い。


---中国人が関心を持つ分野は。

「大企業を規制すれば経済成長に支障があるのではないか、中国は法の上に党があるのに韓国は法がどこまで影響力を及ぼすかなどの質問が出てきた。不正腐敗を捜査すれば身辺威嚇を感じないかという質問もあった。事実、80年代までは韓国も中国と特に違わなかった。理論でなく実際の話という点で中国人が大きい関心を持つようだ」

---韓国も腐敗から自由になったわけではないが。

「もちろんだ。限界が存在する。死んだ権力には容赦ない検察だが、生きている権力には弱い。また、財閥権力が政治権力や司法権力を圧倒する傾向だ。司法権力自らの腐敗も激しくなっている。だが、2人の元大統領拘束収監は聖域を破ったという象徴性がある。腐敗清算で大きい進展を成し遂げたのは明らかだ」

---最近、朴槿恵(パク・クネ)政府の人事難航も社会指導層の腐敗のためではないのか。

「人事検証チームがまともに作動できなくなっているようだ。大統領に正しい声を伝えにくいといわれるがそれは弁解だ。正しい声というのは本来、難しいことだ。私の知っている朴槿恵大統領は忠誠心からにじみでる直言と本人が光ろうと私心から出る言葉を区分する動物的感覚がある」

---「フォーラムオレ」に朴槿恵大統領が会員として参加したこともあるが。

「純粋に政策研究の集いだ。政治家と閣僚は会員資格がなくなる。セヌリ党のカン・ソクフン議員も除名された。この前任命されたユン・ジョンロク未来創造部次官も除名される。もちろんその職を辞めれば資格は回復する。ソウルだけで300人あまりの会員がいるが、半数は教授だ」



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