「韓国は貿易を通じて発展した。韓国人が世界貿易機構（ＷＴＯ）事務総長になれば、１００超の開発途上国に韓国の経験と戦略を伝授することができるという点を集中して浮き彫りにするだろう」。

“韓国人初のＷＴＯ事務総長”に挑戦状を出した 朴泰鎬（パク・テホ）経済通商大使の出馬表明の言葉だ。２０１１年１２月に通商交渉本部長（長官級）に任命され、２３日の政府組織改編によって退いた彼は“通商分野の国連”と呼ばれるＷＴＯ事務総長の出馬理由として“報恩論”を展開した。韓国戦争の時に生まれて大学（ソウル大学経済学科）時代から貿易を勉強し、大学・政府・国策研究員・国際機構で３５年間、貿易分野を舞台に仕事をしてきた経験を国際社会に返すということだ。

朴大使が事務総長になれば潘基文（パン・ギムン）国連事務総長、韓国系のキム・ヨン世界銀行総裁に続く韓国人の快挙と評価される見通しだ。


９月から始まる任期４年のＷＴＯ総長席をめぐってはインドネシア・ブラジル・メキシコ・ガーナなど９カ国から９人が出馬した。４月２～９日１５９カ国の加盟国が参加する第１ラウンド選挙で下位の４人を脱落させる。第２ラウンドで再び３人を脱落させた後、最終候補２人にして５月末に選挙戦を行う。



韓国の貿易経験、途上国とともに・・・ＷＴＯ事務総長選に挑戦する韓国人（２）