辻芳樹校長(写真=辻調)
まず全世界で通用する味覚の基準についての風土があると見ている。辻調は食べ物を味わった時におかしい場合、間違った点を探し出すことができるシステムを教育している。味に対する基準や標準を確立するというものだ。高級レストランだろうが小さい酒屋であろうが、どんな飲食店で仕事をしても組織の一員として仕事ができる料理人としての資質を育てなければならない。それは「もっとおいしく料理する方法はないだろうか」といつも悩む人間だ。単純なノウハウや技術、多くのレシピを学ぶのではない。料理を解釈するだけでなく、どんな場所でも適応しなければならない。合わせて料理の匠人を育てるのも重要な使命だ。
<辻調社長インタビュー>(1)「韓食グローバル化、料理で儲けるつもりなのか」
<辻調社長インタビュー>(3)「韓国では“シェフ”が人気だが・・・」
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