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「韓国サッカー、ジダンのフランスのように社会統合に寄与するはず」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

リチャード・ヒル氏は「グラウンドで走り回る子どもがもっと増えてほしい」と語った。

大韓サッカー協会をサッカー界は「韓国サッカーの管制塔」と呼ぶ。 協会長と5人の副会長は管制塔の核心司令メンバーだ。 この中には青い目の外国人がいる。 リチャード・ヒル韓国スタンダード・チャータード(SC)銀行長だ。

鄭夢奎(チョン・モンギュ)新サッカー協会長は7日、ヒル氏をはじめ、許丁茂(ホ・ジョンム)元代表監督(58)、チェ・スンホFCソウル未来企画団長(51)、キム・ドンデ蔚山現代団長(63)、ユ・デウ陸軍協会事務総長(61)の副会長5人を発表した。 サッカーはスポーツの中でもナショナリズムと地域的排他性が特に強い。 こうした種目の特徴を考えれば、外国人がサッカー協会副会長に就任するのは極めて異例だ。

18日、韓国SC銀行本店でヒル銀行長に会った。 カフスボタンをしたワイシャツに紺のスーツを着た金髪の英国紳士は笑顔で記者を迎えた。 ヒル氏が韓国サッカーと縁を結んだのは2011年。 韓国SC銀行がプロサッカー連盟ユース発展プログラムを後援しながらだ。 ヒル氏はその年9月からプロ連盟社外理事として仕事をした。 名簿上だけではない。 理事会の前には会議の案件を英語に翻訳して送ってほしいと要請し、通訳同伴で出席して意見も積極的に述べた。 鄭新会長がプロ連盟総裁からサッカー協会に移る際、ヒル氏もプロ連盟理事からサッカー協会副会長に領域を拡大した。


ヒル氏は「サッカー協会の仕事の話を受けた時、全く悩まなかった。 08年1月に韓国に来たので、韓国生活はもう6年目になる。 ギリシャ、イタリア、シンガポールなど多くの国へ行ったが、韓国が最も長く、家族と幸せに暮らしている。 私も韓国社会に寄与したかった」と話した。

ヒル氏はすぐにサッカーの話を始めた。 「サッカーをする子どもが増えるというのは、社会の発展にも役立つ。 1998年フランスワールドカップ(W杯)で優勝したフランス代表のジネディーヌ・ジダンはアルジェリア移民者の子孫だ。 パトリック・ビエラもアフリカ出身だ。 フランス社会は移民者による社会的な葛藤が大きかったが、W杯で代表チームを応援して一つに固まった。 多文化家庭が増える韓国でも、サッカーは社会統合に大きく役立つと確信している」



「韓国サッカー、ジダンのフランスのように社会統合に寄与するはず」(2)

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