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日本・米国がプリツカー賞で6人最多受賞、韓国は…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
建築のノーベル賞と言われるプリツカー賞(Pritzker Architectural Prize)を今回、伊東豊雄が受賞したことで、日本は米国と共に世界で最も多い受賞者を輩出した国になった。両国はそれぞれ総勢6人の受賞者を輩出した。日本からは丹下健三(1987年)、槇文彦(1993年)、安藤忠雄(1995年)、そして2010年には妹島和世と西沢立衛が共同受賞している。

第1回受賞者は米国建築家フィリップ・ジョンソン(1979年)だ。メキシコ建築の巨匠ルイス・バラガン(1980年)、スペインのグーゲンハイム美術館の建築家フランク・ゲーリー(1989年)、フランスのポンピドゥーセンター建築家のレンゾ・ピアノ(1998年)ら歴代プリツカー受賞者リストは、世界の建築界を左右した建築家でびっしり埋まっている。最初の女性受賞者はソウル東大門(トンデムン)のデザインプラザを設計したイラク出身のザハ・ハディッド(2004年)だ。

プリツカー賞はノーベル賞システムをそのまま借用している。毎年1月に候補者選定をする。40カ国以上、500人以上の建築家を候補に挙げる。その後7人の審査委員団が秘密投票で受賞者を選定する。発表は3月末に行われ、授賞式は5月に開く。受賞式が開かれる場所は昨年の受賞者が決める。受賞者は10万ドルの賞金と建築家ルイス・サリバンがデザインしたブロンズメダルを受けとる。


昨年は中国建築家の王澍が中国人として初めてプリツカー賞を受賞し、世界建築界の関心がアジアに集まっている。これに伴い、韓国建築家の受賞の可能性も引き合いに出される。だが、政策的に若い建築家を育成している日本と違い、若い建築家が成長するのが難しい韓国建築環境の限界を指摘する専門家も多い。

ソウル市立大建築学部のイ・チュンギ教授は「日本建築が1930年代から着実に新しい実験と経験を積み重ねてきたとすれば、韓国はまだ経験が浅い。世界建築の流れの中で、韓国建築だけが持っている個性を見せていく努力を、継続して試みていかなければならない」と話した。



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