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<WBC>今大会で見えたアジア野球の限界(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

WBC韓国代表チーム。

アジア野球は第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で以前ほどの成績を残せなった。第1回大会で4強、第2回大会で準優勝した韓国は、1次ラウンド敗退の苦杯をなめた。大会3連覇を狙った日本は18日(日本時間)の準決勝でプエルトリコに1-3で敗れた。3回目の大会でアジア野球の限界が表したのだろうか。韓国と日本の成績が期待に及ばなかった理由を分析した。

◇“スモールベースボール”はアジア専有物でない

韓国と日本は第1・2回大会で“スモールベースボール”を前面に出して好成績を残した。スモールベースボールとは、投手力を前提に、長打よりも攻撃的な走塁プレー、バント、進塁打などのチームプレーで試合を展開することをいう。一発の能力が足りないアジア国家に適したスタイルだ。


しかしスモールベースボールはもう韓国と日本の専有物ではない。オランダは1次ラウンド初戦の韓国戦で、送りバントと犠牲フライで先制点を挙げた。オランダが“ビッグベースボール”をするという韓国の予想は外れた。プエルトリコは日本との準決勝で盗塁を3回試みた。犠牲バントもした。米国代表のトーリ監督は1次ラウンドで「スモールベースボールをする」と公式宣言した。一発の能力にスモールベースボールも加わり、その力は倍増した。

◇メジャーリーグのパワーに押される

韓国と日本は今大会、初めてメジャーリーガーなしにチームを構成した。ビッグリーガーの空白は国内の選手で十分に埋められると自信を表した。しかしいざ大会が始まると、メジャーリーガーの空白は大きかった。韓国は柳賢振(リュ・ヒョンジン、LAドジャース)が果たしてきた左腕エースの役割を代わりにする選手がいなかった。日本は打線でメジャーリーガーの不在を痛感した。第1、2回大会で活躍したイチロー(ニューヨーク・ヤンキース)の後継者がいなかった。

北中米チームは自国出身のメジャーリーガーを集め、歴代最強メンバーで構成された。欧州のオランダも自治領キュラソー島出身のメジャーリーガーとマイナーリーガーを主軸にした。米国もトーリ監督が選手と交渉するほどエントリー構成に力を注いだ。メジャーリーグの力はそのまま表れた。ドミニカ共和国、プエルトリコ、オランダが準決勝に進出した。日本は準決勝に進出したが、メジャーリーガー主軸のプエルトリコに屈した。



<WBC>今大会で見えたアジア野球の限界(2)

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