初めての女性大統領である朴槿恵（パク・クネ） 大統領の使うファッション小物への関心が集中している。今回は財布だ。１４日、大型ポータルサイトのリアルタイム検索ワード１位に“ソサンダン”が入った。前日朴大統領がソウル良才洞（ヤンジェドン）のスーパー「農協ハナロクラブ」で果物と野菜を買いながら取り出した薄紫色財布が、刺し子縫いの専門メーカーであるソサンダンの４０００ウォン（約３４６円）の製品として知られたからだ。

１４日、ソサンダンのホームページはアクセスが殺到して一時麻ひし、午後１時ごろ「注文殺到により全商品が品切れになり申し訳なありません」というお知らせが掲載された。朴大統領のものと類似の薄紫色通帳財布（４０００ウォン）はもちろん、コースターやスリッパなどすべての商品が品切れになった。電話も不通になった。

２００７年に設立されたソサンダンは手芸職人のキム・ソエ女史（８１）と娘のパク・ユンジュ代表（５１）が共同運営するブランドだ。仁川（インチョン）空港やソウル市内免税店、国会の売店、自社ショッピングモールなどで販売している。小物価格は４０００～１万２０００ウォン（約３４６円～１０３９円）ぐらい。朴大統領は先月８日、韓国の旧正月を前にソウル中谷（チュンゴク）第一市場を訪れた時もこの財布を使っていた。本来ついていた装飾がはげ落ちるほど長く使っていると思われる。先月には、よく手にしていた革カバンが国産ブランド“ホミガ”の商品と分かり品切騒動が起きていた。