ＳＣＳＡ受講生は入社内定者で、１人当たり５０万ウォン（約４万３０００円）の月給が支払われる。 ６カ月課程を終えれば、ソフトウェアエンジニアとして正式採用される。 課程を途中で放棄したり修了できない場合は入社できない。 今年はまず、サムスン電子とサムスンＳＤＳの所属で選抜する。


サムスンが人文系の人材をソフトウェア専門家に育てる理由は２つある。 まずソフトウェア開発に人と文化に対する理解など人文学的な素養が要求されるためだ。 工学徒でありながらも詩人の金正漢（キム・ジョンハン）サムスン電子ＤＳ部門ソフトウェア研究所長（専務）は「漢字の土を読ませると、人文系出身者は『土のド』と、理工系出身者は『プラスマイナス』と答える。 事物を眺めるこうした見解の違いが一つになって新しい世の中が創造される。 ソフトウェア開発で疎通はますます重要になっている」と説明した。 実際、デザインとユーザーインターフェースでアップルを世界最大の情報技術（ＩＴ）企業に育てた故スティーブ・ジョブズも哲学科を中退した人文学徒だった。