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韓国で光が当てられた「日本現代美術40年」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

『万歳・コーナー』で日章旗をつくりあげた群像は全てこのような姿。1979年に始まったTVシリーズで変身する英雄、ウルトラマンだ。

70年代に日本で“反軍隊”を主張した“もの派”作家の運動に続き、80年代のモダニズム、90年代以降のサブカルチャーの影響が濃厚な“ジャパニーズ ポップ”が日本美術の主流に浮び上がった。その流れの中には唯一の韓国作家の李禹煥氏(イ・ウファン)が参加した。

代表プランナーである東京国立近代美術館の松本透副館長は「この展示は日本の同時代美術の行方を模索するにあたって実に久しぶりに与えられた機会」と話した。李禹煥氏が含まれたことについて「彼が日本美術界に及ぼした影響だけでも十分に説明できる」とした。「なぜ今、ソウルで日本の現代美術展示なのか」という質問に美術館のオ・ジニ学芸員は「1854年開港、1868年の明治維新などで日本は素早く西欧の文物を受け入れた一方、韓国の近・現代美術はこれを通じて美術・西洋化という制度を輸入したと同時に、これを跳び越えようと奮闘した」と答えた。

日本は西欧を受け入れながらこれを絶えず自分のものにしようと試みたが、このような翻訳・借用はたびたび誤読・誤解された。森村泰昌氏(62)がマネの代表作『笛を吹く少年』の姿に扮装して撮った実物大の写真が、こうしたぎこちない結合を遠慮なく見せる。ヤノベケンジ氏(48)の実験服の分身は、宇宙も征服する勢いだった70年代の大阪万国博覧会の裏舞台を見せるが、東日本大地震から2年を迎えた今は、むしろ防護服のようにも見える。


展示場で、極めて国際化した日本美術家の面々と相対する私たち韓国人は、「なぜ私たちにはこうした作家のプロモーションが難しいのか」を自問することになるかも知れない。松本副館長の言葉通り、近代美術の歴史はその地域の数ほど存在するのだから。

■インフォメーション

ソウル大美術館の「Re:Quest-1970年代以降の日本現代美術」展は来月14日まで開催。入場料大人3000ウォン(約263円)、7~18歳2000ウォン(約176円)。問い合わせ:02-88-9504。



韓国で光が当てられた「日本現代美術40年」(1)

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