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北リスクに韓国金融市場、「今度は違う」vs「一時的下落」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
大きくなる北朝鮮リスクに金融市場も薄氷を踏んでいる。11日に一時株価とウォンがともに急落するなど市場が揺れた。北朝鮮に関連した事件が起きるたびにそうだったようにすぐ下落幅は縮小したが、一方では「今度は違うかもしれない」という慎重論も出てくる。

韓米合同軍事訓練のキー・リゾルブが始まった11日午前、韓国の金融市場は急に凍りついた。8日に2006.01で引けたKOSPI指数はこの日取引開始直後に1%以上下がり1984まで下落した。主に外国人がサムスン電子や現代自動車など時価総額上位の大型株を売った。外国為替市場ではドル・ウォン相場も11ウォン以上のドル高ウォン安となる1101.85ウォンに達したりもした。

こうした状況は長続きしてはいない。株式市場では機関投資家が株式を買い下落幅を減らした。この日KOSPI指数は前日より0.13%下落の2003.35で取引を終えた。外国為替市場のウォン・ドル相場も4.5ウォンのウォン安ドル高となる1094.8ウォンで取り引きを終えた。


多くの専門家は依然として影響は大きくないとみている。未来アセット資産運用グローバル投資部門のイ・ドクチョン代表は、「為替相場が多少揺れたが米国の雇用指標が改善されドル上昇要因があり、最近はウォンが上がった状態なのでこれをすべて軍事的緊張のためとみるのは難しい」と話した。北朝鮮の変数に敏感な外国人資金もやはり特別な動揺はなかった。この日外国人はKOSPIで株式を2200億ウォン売り越した。この程度なら日常的な規模を抜け出さない。SK証券のコ・スンヒ研究員は、「過去に北朝鮮リスクが市場の傾向を変えたことはない。一時的衝撃でKOSPI指数が1950以下に下がるなら株式を買う機会だ」と話した。



北リスクに韓国金融市場、「今度は違う」vs「一時的下落」(2)

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