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<WBC>異変続出! 史上初の大乱闘も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
過熱した勝負のためか。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)史上初の大乱闘が発生した。

10日(日本時間)、米アリゾナ州チェイスフィールドで行われたWBCのD組カナダ-メキシコ戦の9回、両チームの選手がグラウンドに飛び出して大乱闘となった。事件の発端は不文律を破ったカナダ側。

当初、前日に“優勝候補”米国に勝ったメキシコの優勢が予想されたが、1回に4点を奪うなど攻撃力を前面に出したカナダが8回までに9-3とリードしていた。


問題の9回。カナダの先頭打者で登場したクリス・ロビンソン(29、ボルティモア)が三塁前の奇襲バントで出塁し、メキシコを怒らせた。「点差が大きく開いた状況ではバントや盗塁をしない」という野球界の不文律を破るプレーだった。

投手のアーノルド・レオン(25、オークランド)は後続打者のルネ・トソニ(27、ミルウォーキー)に初球と2球目を内角に投げた。これを受け、主審がメキシコベンチに警告を与えた。しかしレオンが3球目の直球をトソニの背中に当てたことで、両チームの選手はグラウンドに飛び出して乱闘した。

投手のレオン、打者のトソニらが退場させられた中、試合は約10分後に再開され、カナダが1点を追加し、10-3で勝った。両チームとも1勝1敗で2次ラウンド進出の希望をつないだが、懲戒のため戦力低下は避けられない見込みだ。



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