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「全面戦争準備」翌日にバスケット場へ…金正恩の心理戦(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
7日に西海(ソヘ、黄海)最前方の茂島防御隊を訪問し、全面戦争の準備に言及した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が、翌日、バスケットボール場へ行った。

崔竜海(チェ・ヨンヘ)軍総政治局長、叔母の夫・張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長らを同行させ、8日に平壌(ピョンヤン)青春通りの体育村を訪れた金正恩は、卓球・重量挙げ館を通過し、真っ先にバスケットコートに向かった。金正恩はイ・ジョンム体育長官ら内閣と軍幹部に対し、バスケット場の補修時は底と観客席に力を注ぐべきだと強調した。先月28日に元NBA(全米バスケットボール協会)選手のデニス・ロッドマン氏を招待し、一緒に競技を観戦したのに続き、またもバスケット好きであることを表した。

続いて金正恩は国防体育団のアーチェリー競技を観戦した。9日付の労働新聞は1面にアーチェリー場で笑っている金正恩の写真を、2面にはバスケット場訪問の姿をそれぞれ載せた。


金正恩のこうした動向について、「和戦両面の欺まん戦術」(統一部当局者)という評価が出ている。この当局者は「3度目の核実験(2月12日)後にワシントンを狙って核打撃に言及した金正恩が、ロッドマン氏の訪朝で対米融和メッセージを送ろうとしたのと類似のパターン」と述べた。

キム・ヨンヒョン東国大北朝鮮学科教授も「軍事指導者としての強いイメージを刻印させた後、すぐにソフトリーダーシップを見せながら強弱を配合する動き」と述べた。一部では“ヒットアンドアウェー”式の術策という指摘もある。声東撃西式に相手の関心を他のところに移した後、意表を突くような行動に出るのではという声も出ている。



「全面戦争準備」翌日にバスケット場へ…金正恩の心理戦(2)

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