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<ジュネーブモーターショー>燃費競争、日本車がリード…追う韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

上からラ・フェラーリ(F150)、トヨタカムリのハイブリッド、プジョー208、現代アクセント1.6ディーゼル。

1リットルのペットボトルを持って、コンビニにでも行くようにガソリンスタンドに行く。 家に帰って車に軽油1リットルを入れる。 追加の注油なく10日間、往復10キロの自宅-会社間を行き来する。

映画に出てくるようなことが現実になっている。 火がついた自動車燃費競争の結果だ。 1リットルの燃料で100キロ走る“リッターカー”の夢を実現した車は、独フォルクスワーゲンのディーゼルプラグインハイブリッド車「XL1」。 5日(現地時間)からスイス・ジュネーブで開催されているジュネーブモーターショーで公開された。

この車は燃料1リットルで111.1キロ走る。 市内走行と高速道路走行を対象にした欧州式燃費テストを行った結果だ。 最大50キロまでは燃料をほとんど使わず、電気モーターだけで走る。 変数が多い実際の走行ではこれに達しないかもしれないが、こういうテスト数値が出てきたことだけでもモーターショーを賑わせている。


「XL1」だけではない。 燃費競争はもう車種を問わない。 都心・家族用車や小型車だけに燃費を求める時代は過ぎた。 高性能スポーツカーで有名なフェラーリも電気モーターを搭載した。 「高性能を楽しむなら燃費はあきらめろ」という言葉はもう古い。 電気モーターとバッテリーを搭載したフェラーリの新車「ラ・フェラーリ」(F150)は従来のモデルに比べ燃費が40%向上した。 しかし高速走行では相変わらず強力な出力(963馬力)を誇る。 1台14億ウォン(約1億2000万円)以上のこの車は世界で499台のみ限定販売される。 燃費が節約を越えて、技術の象徴になったのだ。 中・大型車も燃費を強調している。 最近登場したジェネシス2013(ダイナミックエディション)も運転席の計器盤に瞬間燃費と平均燃費を表示する。

燃費競争の前後には景気沈滞、CAFE(Corporate Average Fuel Economy)がある。 08年のグローバル金融危機は燃費競争の導火線となった。 不況が原油価格に対する消費者の心配を深めたからだ。 “油を食う車”の代名詞だった米国車も、今は燃費を強調したマーケティングをしている。 フォード・フォーカスのディーゼルのマーケティングポイントは「同級最強の燃費」だ。 この車の公認燃費は17キロにのぼる。 ハイブリッド車に対する消費者の関心も高まっている。 韓国市場で2006年のハイブリッド車販売は201台にすぎなかった。 しかし2011年には2万台を超え、昨年は3万7030台売れた。





<ジュネーブモーターショー>燃費競争、日本車がリード…追う韓国(2)

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