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「北朝鮮、背を向けた中国に不満表す」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴相権(パク・サングォン)平和自動車社長

朴相権(パク・サングォン)平和自動車社長(62)は北朝鮮の3度目の核実験が実施された翌日の13日から6日間、北朝鮮を訪問し、崔泰福(チェ・テボク)最高人民会議議長、金己男(キム・ギナム)労働党秘書ら権力序列10位前後の人物に会った。過去19年間に212回訪朝し、普通江ホテルの運営など統一教会系の対北朝鮮事業を総括した朴社長は、現在、北朝鮮で合弁自動車生産ラインを稼働している。

朴社長は26日、記者らに対し、「核実験の後、北の高官は『朴槿恵(パク・クネ)政権が制裁でわれわれを殺そうとすれば最後まで闘争する』と言いながら、対北制裁の動きに激高する反応を見せた」と述べた。 また「北は『米国と中国を引き込んで北を変えようとするな』という立場も見せた」と雰囲気を伝えた。 以下は朴社長との問答。 

--核実験後、初めての訪朝だが、どんな雰囲気か。


「あちこちに成功を祝う赤い看板が設置されていた。 住民は『核保有国になった』『米国をつぶそう』と浮かれていた。 高位の幹部は大変なことになったと言いながら、収拾策と事態の推移に注視する雰囲気だった」

--中国に対する批判もあるようだ。

「殴る姑の米国より、引き止める小姑の中国が憎いという考えのようだ。 ロケット発射に対する国連安保理制裁に賛同し、3度目の核実験の自制を要求した中国への不満があった。 背を向けた中国に対する金正恩(キム・ジョンウン)のデモの性格が強いという印象を受けた」

--今後の南北関係にはどんな戦略が必要か。

「北が核を保有し、朴槿恵政権と対話しようというのはナンセンスだ。 私たち国民の情緒上、非核が前提とならなければ、金正恩とは対話ができないからだ。 結局、核をなくすことを前提とした南北間の対話が必要だ。 まだ非核化は消えたわけではない」

--誤った行動に対する制裁は必要では。

「北朝鮮の肩を持つわけではない。 済んでしまったことにムチを持つより、北をより大きなことをするための媒介体としなければならない。 制裁は避けられないが、強硬策は誰にでもできることだ。 金正恩と対話し、難題を解決する人が歴史に残るだろう。 朴槿恵大統領がその仕事をすることを望む」

--北核に対する過去20年間の対応に問題があったという自省論も出ている。

「北核が目に見えなかったため、徹底されていなかった。 3度目の核実験で核が私たちの首を絞めることを知った。 核を保有しようという北の信念より、私たちの社会の非核意志が強くなってこそ、北核を防ぐことができる。 北の意志が圧倒的に強かったため、現在の状況になった」

--北朝鮮が国連の制裁を見ながら追加で核実験をする可能性もある。

「それは金正恩にとって大きな被害となる。 3度目の核実験が最後にならなければいけない。 非核だけが民族の生きる道だ」

--核実験による経済協力事業への支障はないのか。

「南浦(ナンポ)に2002年に南北合弁で設立された平和自動車は近く北朝鮮に譲る計画だ。 その代わり平壌で初の単独企業を設立し、新しいビジネスを始める。 驚くような成功を見せられるよう準備する」

朴社長は2011年12月の金正日(キム・ジョンイル)死去当時、弔問のため金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に会った。 今回の帰途に豊山犬を雄・雌1匹ずつ連れて来た。 金正恩が統一教会の文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁(昨年9月死去)の夫人・韓鶴子(ハン・ハクジャ)氏に贈ったという。



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