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<WBC>最初の激戦地、芝は韓国、マウンドは台湾に有利

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

WBC第1ラウンドB組の試合が行われる台湾インターコンチネンタル球場で、豪州代表が練習している。 06年に開場したインターコンチネンタル球場はグラウンドの状態がよく、守備力が高い韓国チームに有利。 しかしマウンドは韓国の球場より高く、韓国の投手は慣れていない。

きれいな芝に高いマウンド。 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第1ラウンドB組の試合が行われる台湾・台中インターコンチネンタル球場の特徴だ。 3月2日のオランダ戦からここで第1ラウンドを行う韓国代表が頭に入れておかなければならない要素だ。

日刊スポーツ(IS)の記者は26日、インターコンチネンタル球場を訪問した。 台湾の野球場で最高の施設を誇るが、韓国の球場と違う点がいくつかある。

特にマウンドの高さが目を引く。 韓国球場のマウンドの高さは平均10インチ(25.4センチ)だが、インターコンチネンタル球場は国際規格が認める最高値の13インチ(33センチ)にもなる。 さらに捕手の方向の傾斜が大きい。 投手は高いところから踏み出す足が大きく落ちるような感じを受けるかもしれない。


マウンドが高ければ尹錫珉(ユン・ソクミン、27、起亜)のような正統派の投手に有利だ。 ボールの角度が大きくなり、打者が打ちにくくなるからだ。 一方、下手投げの鄭大ヒョン(チョン・デヒョン、35、ロッテ)のような投手には不利となる。

高いマウンドはこの球場に慣れている台湾の選手に最も有利だ。 その次に有利なのが韓国代表だ。 張ウォン三(チャン・ウォンサム、30、サムスン)は2011年アジアシリーズでこのマウンドを経験している。日本チャンピオンのソフトバンクとの決勝戦で、先発の張ウォン三が7回一死まで1失点と好投し、サムスンの優勝に貢献した。 張ウォン三は「マウンドの傾斜が大きく、土が固められていた。 土が掘り返されず、自分は投げやすかった」と話した。 呉昇桓(オ・スンファン、31)らサムスンの投手もこのマウンドを経験している。

芝の状態が良いものも朗報だ。 この日、インターコンチネンタル球場で公式練習をした豪州代表は「球場が非常にいい」と満足感を表した。 06年にオープンしたこの球場には天然芝がカーペットのように敷かれている。 きれいに整理された芝ではボールのバウンドが安定している。不規則な打球など突発変数が発生する可能性が小さいのは、守備力が高い韓国代表に有利だ。

2007年アジア野球選手権大会、2010年韓国・台湾クラブチャンピオンシップでこの球場を経験した内野手の鄭根宇(チョン・グンウ、31、SK)は「台湾合宿中に使用した球場は芝が平らでなかった。しかしこの球場は芝の状態がはるかに良い。 打球を処理しやすいと思う」と話した。 2011アジアシリーズでプレーした内野手の金相洙(キム・サンス、23、サムスン)も「打球を処理しやすかった」と語った。

インターコンチネンタル球場は左右翼フェンスまでが325フィート(約99メートル)、バックスクリーンまでが400フィート(約122メートル)。 韓国最大規模の蚕室球場(左右翼100メートル、バックスクリーン125メートル)と似ている。 これも“不意の一発”を浴びる確率を減らしてくれる。

韓国代表の柳仲逸(リュ・ジュンイル)監督(50)は「守備が最も重要だ。 大量得点する野球より1点を与えない野球をしなければいけない」と強調した。 柳監督の戦略とインターコンチネンタル球場の環境はよく合う。 韓国代表はこの球場で行われた国際大会で13勝8敗を記録している。



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