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<WBC>練習試合で四球最多、金泰均の覚悟

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

金泰均(キム・テギュン、31、ハンファ)

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)大会を控え、金泰均(キム・テギュン、31、ハンファ)の“選球眼”が目を引く。打撃はもちろん、出塁を強く意識しているということだ。

金泰均は19日から始まった韓国新生球団NCダイノスとの4回の練習試合で、4つの四球を選んだ。19日の試合で2つ、20日と24日の試合で1つずつだ。韓国代表で最多だった。

国際大会で金泰均の四死球は驚くほど多い。金泰均は初めて太極マークを付けた2001年台湾野球ワールドカップから2010年広州アジア競技大会まで、5回の国際大会で24四球をマークした。今回の韓国代表選手では断然トップ。第1・2回WBC大会でも四死球11個で最多だ。


金泰均は「そんなに四球が多いとは…」とし「良くないボールにバットが出ないのでそうなったようだ。国際大会では各審判のストライクゾーンを早く把握して対処するのが重要になる」と語った。また「国際大会では普段より集中力が高まる。短期戦なのでミスをしてはいけないという気持ちになり、普段より集中しているようだ」と話した。

金泰均の選球眼は有名だ。昨季、打率4割に挑戦できたのも、優れた選球眼があったからこそ可能だった。単にボールの軌跡だけでなく、投手がボールを投げる時の手首の角度、ボールの回転方向まで見るという。投手のクセを把握して狙い打ちするタイプではなく、ボールが入ってくる瞬間を精巧な打撃で対処するスタイルだ。視力は0.4と低いが、打席で高い集中力を発揮するのが選球眼の秘訣だ。

国際大会では安打に劣らず重要なのが出塁だ。得点の出発点であるうえ、さまざまな作戦を駆使するためには出塁が先行しなければならない。鄭根宇(チョン・グンウ、SK)、李容圭(イ・ヨンギュ、起亜)ら韓国代表のテーブルセッター候補が「目標は出塁」と話すのも同じ理由だ。

中心打者にとっても出塁は重要だ。コンディションが良くない場合、無理に打撃をするよりも四球を選んで出塁するほうがチームには力になる。金泰均もこれをよく知っている。

金泰均は「長打とともに重要なのが出塁。自分が出塁することでまたチャンスが生まれる。まだ本調子ではないので打撃、選球眼ともに良くない。しかし焦らず計画通りにやっていく。大会に入れば集中力がさらに高まる」と自信を表した。



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