朴槿恵(パク・クネ)大統領がファーストレディ時代から築いてきた“親密外交”を始めた。青瓦台(チョンワデ、大統領府)2日目の26日、朴大統領は福田康夫元日本首相に会った。この席で朴大統領は父の故朴正煕(パク・ジョンヒ)元大統領のファーストレディ役を代行した時代を振り返った。「(福田元首相とは)青瓦台にいる頃から縁がある」と話しながらだ。
福田家は政治家一家だ。朴大統領の家族と似ている。07年9月から日本首相を務めた福田康夫元首相の父は故福田赳夫氏で、朴正煕元大統領在任中の70年代(1976-78年)日本の首相だった。親子2代が首相になった点が朴大統領と共通している。両家は父の時代から親しかったという。
朴大統領は過去に日本を訪問した際、福田元首相の母を訪ねたこともある。2人は手を取り合い、それぞれ父(朴正煕)と夫(福田赳夫)を回想したという。この日の会談で、朴大統領は福田元首相に「縁を大切に思っている」と述べた。
約5年間のファーストレディ時代に築いた海外の人脈は朴大統領の資産だ。朴大統領は福田元首相を含め、この日一日、20分単位で18カ国の首脳または使節団に会った。会談途中の休憩時間は5分にすぎなかった。
ドニロン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)をはじめとする米国特使団とも会談し、韓米協調を強調した。ドニロン補佐官は「早い時期に朴大統領が訪米することを望む」と述べ、朴大統領は「オバマ大統領と早期に会い、両国の協力の発展について緊密に協議することを期待している」と答えた。
豪州のブライス総督(女性)と会談では、「私は豪州に対して特別な思い出がある。1968年に親と一緒に豪州を訪問したのが私の最初の海外旅行だった」と紹介した。
エリアソンン国連副事務総長との会談ではセマウル運動に言及した。朴大統領は「ODA(政府開発援助)などで、韓国が経験した農村開発計画やセマウル運動を共有しながら力になりたい」と述べた。朴大統領は当選直後の記者会見でも「もう一度“豊かになろう”神話をつくる」と強調していた。「豊かになろう」は、朴正煕元大統領の特別指示で71年に始まったセマウル運動を督励するため、朴元大統領が自ら作詞・作曲して全国に普及させた曲だ。
エリアンソン副事務総長との会談で、朴大統領は「北朝鮮の挑発に対しては強く対応するが、対北朝鮮人道支援と北朝鮮の呼応を基礎に、韓半島平和プロセスを推進していこうと思う」と述べた。北朝鮮の3度目の核実験(12日)以降、「断固たる対応」基調の中で朴大統領が人道的支援に言及したのは初めて。
朴大統領は多忙な中でも在外国民主催のレセプションに出席した。朴大統領は「同胞の皆様は未来のためのより大きな挑戦のために、遠い異国で新しい生活を送られた方」とし「祖国を考える熱い愛国心に感動する」と述べた。また「地球村で活躍する多くの韓国の人材が国のために献身できるよう機会を与える」とし、海外人材を迎え入れる方針であることを示唆した。朴正煕元大統領も70年代、大徳(テドク)研究団地を新設し、海外の有数な科学者を迎えた前例がある。
福田家は政治家一家だ。朴大統領の家族と似ている。07年9月から日本首相を務めた福田康夫元首相の父は故福田赳夫氏で、朴正煕元大統領在任中の70年代(1976-78年)日本の首相だった。親子2代が首相になった点が朴大統領と共通している。両家は父の時代から親しかったという。
朴大統領は過去に日本を訪問した際、福田元首相の母を訪ねたこともある。2人は手を取り合い、それぞれ父(朴正煕)と夫(福田赳夫)を回想したという。この日の会談で、朴大統領は福田元首相に「縁を大切に思っている」と述べた。
約5年間のファーストレディ時代に築いた海外の人脈は朴大統領の資産だ。朴大統領は福田元首相を含め、この日一日、20分単位で18カ国の首脳または使節団に会った。会談途中の休憩時間は5分にすぎなかった。
ドニロン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)をはじめとする米国特使団とも会談し、韓米協調を強調した。ドニロン補佐官は「早い時期に朴大統領が訪米することを望む」と述べ、朴大統領は「オバマ大統領と早期に会い、両国の協力の発展について緊密に協議することを期待している」と答えた。
豪州のブライス総督(女性)と会談では、「私は豪州に対して特別な思い出がある。1968年に親と一緒に豪州を訪問したのが私の最初の海外旅行だった」と紹介した。
エリアソンン国連副事務総長との会談ではセマウル運動に言及した。朴大統領は「ODA(政府開発援助)などで、韓国が経験した農村開発計画やセマウル運動を共有しながら力になりたい」と述べた。朴大統領は当選直後の記者会見でも「もう一度“豊かになろう”神話をつくる」と強調していた。「豊かになろう」は、朴正煕元大統領の特別指示で71年に始まったセマウル運動を督励するため、朴元大統領が自ら作詞・作曲して全国に普及させた曲だ。
エリアンソン副事務総長との会談で、朴大統領は「北朝鮮の挑発に対しては強く対応するが、対北朝鮮人道支援と北朝鮮の呼応を基礎に、韓半島平和プロセスを推進していこうと思う」と述べた。北朝鮮の3度目の核実験(12日)以降、「断固たる対応」基調の中で朴大統領が人道的支援に言及したのは初めて。
朴大統領は多忙な中でも在外国民主催のレセプションに出席した。朴大統領は「同胞の皆様は未来のためのより大きな挑戦のために、遠い異国で新しい生活を送られた方」とし「祖国を考える熱い愛国心に感動する」と述べた。また「地球村で活躍する多くの韓国の人材が国のために献身できるよう機会を与える」とし、海外人材を迎え入れる方針であることを示唆した。朴正煕元大統領も70年代、大徳(テドク)研究団地を新設し、海外の有数な科学者を迎えた前例がある。
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