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韓国の家計負債 昨年末959兆ウォン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の家計負債が1000兆ウォン(約86兆円)に迫った。

韓国銀行(韓銀)は21日、昨年末基準の家計負債(家計の信用残額)は959兆4000億ウォンと発表した。

家計負債は李明博(イ・ミョンバク)政権発足前の07年末は665兆4000億ウォンだった。5年間で294兆ウォン増えた。この期間、韓国経済の平均成長率は2.9%。グローバル金融危機の中、韓国経済が外形的に成長する間、家計は負債で負債を埋めてきたといえる。


家計が銀行・ノンバンクから融資を受けた金額は900兆6000億ウォンで、初めて900兆ウォンを超えた。後払いで購入した販売信用は58兆8000億ウォン。

家計負債は昨年だけで47兆5000億ウォン増えた。前年比5.2%増で、10-12月期の国内総生産(GDP)増加率(0.4%)を大きく上回る。経済成長よりはるかに速いペースで家計負債が増えているのだ。

家計としては返済がますます難しくなっていると見ることができる。銀行・貯蓄銀行などの融資は3.2%(20兆3000億ウォン)、保険・カード・消費者金融などその他の金融機関の融資は10.7%(23兆2000億ウォン)増えた。銀行より金利が高いノンバンクの融資が大きく増えた点から、銀行からの融資が難しくなった庶民が“金融絶壁”に追い込まれていることが分かる。

金融委員会の関係者は「2011年に8%が超えた家計負債の増加率が5.2%に低下した点はまだ幸い」とし「家計負債が深刻な問題であるのは確かだが、韓国経済全体のシステムリスクに発展する可能性は低い」と述べた。



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