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【時視各角】戦争を決心してこそ戦争はない=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
多くの人々はこうした案に反対する。 戦争になれば韓国の犠牲があまりにも大きいということだ。 しかしこうした懸念は行き過ぎた敗北主義になることもある。 北朝鮮が反撃できるだろうか。 おそらくできないだろう。 北朝鮮は03年3月を記憶している。 米国がバグダッドをどう攻撃し、フセインがどう崩壊したかをよく知っている。

韓国は歴史を省みながら、軍事的な選択の可能性を冷静に考える必要がある。 ウィキリークスによると、08年4月に金泳三(キム・ヨンサム)元大統領はバーシュボウ大使にこう述べたという。 「1994年にクリントン大統領が北朝鮮寧辺核施設に対する攻撃を望んだが、私が引き止めた。 振り返ると、攻撃するのがよかったかもしれない」。金元大統領は決断を下せなかったことを後悔しているのだ。

国家は結局、こうした選択をしないかもしれない。 しかしその理由はよりよい案のためでなければならず、恐怖心であってはならない。 もちろん戦争は避けるのがよい。 しかし戦争を決心してこそ戦争はない。 戦争を避けようと譲歩したフランスは1939年、ドイツ軍の餌食になった。 63年にケネディが核戦争を覚悟すると、ソ連はキューバから退いた。 76年に朴正煕(パク・ジョンヒ)は戦争を覚悟し、「北朝鮮斧蛮行報復作戦」を敢行した。 金日成(キム・イルソン)が謝罪した。 365日戦争を決心したところ、イスラエルには戦争がない。


決断は非常に重要だ。 2010年の延坪島砲撃当時、F-15Kで報復爆撃していれば、北朝鮮は韓国を違う目で見ているはずだ。 衝撃のため金正日(キム・ジョンイル)政権がはるかに早く崩壊していたかもしれない。 核状況も今は変わっていたはずだ。

金ジン(キム・ジン)論説委員・政治専門記者



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