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【海外コラム】「核には核で」 言葉ではやさしいが…=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
12日に実施された北朝鮮の3度目の核実験は、北東アジアにはもちろん、核兵器への依存を減らそうとする世界にとって良くないニュースだ。しかし事態を冷静に解決するよりも、核兵器競争を触発しようとする国際的な過剰反応はさらに良くない。英国政府は1939年、第2次世界大戦が始まると、国民に「落ち着いてこれまで通りのことを続けてほしい」(Keep Calm and Carry On)という有名な忠告をした。今はまさにこの言葉が必要な時だ。

北朝鮮の最近の行動は過去10年間の活動の延長線にある。03年に核拡散防止条約(NPT)から脱退した北朝鮮は、その年に発生した6カ国協議を長期化させ、06年と09年に核起爆装置を実験した後に国際的な制裁を受け、国連安全保障理事会の決議を無視し、2010年に韓国哨戒艦「天安」攻撃と延坪島(ヨンピョンド)砲撃を加え、好戦的な発言を続けてきた。これらすべてが韓国や日本を含む東アジア地域を刺激する行動だ。ますます複雑になる脅威に対応するため、いかなる手段を動員すべきかについて新たな議論が必要だ。しかしこれに対抗する国が自国の核兵器を保有することは許されない。

北朝鮮の行動もグローバル核拡散禁止と核軍備縮小に反してはならない。北朝鮮は国際的な圧力をあざ笑いながら悪い行動をする国の象徴になった。北朝鮮の指導者は核兵器が外部の干渉を防ぎ、イラクやリビアの最大の失敗は核兵器を確保しなかったことにあると信じている。オバマ米大統領が目指していた核兵器の大幅削減は、政治的にさらに難しくなった。同盟防御を含む米安保戦略で核兵器の役割を減らすという意図も難しくなった。これは結局、外交を弱める一方、制裁と懲罰手段、そして孤立をさらに強めるなど、北朝鮮に対するより強力な対応につながることになる。こうした状態でどのように対話に戻り、インセンティブを提供したり北朝鮮政権との関係を正常化しようと話せるだろうか。火には火で対抗するしかないだろう。

【海外コラム】「核には核で」 言葉ではやさしいが…=韓国(2)

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