今年初めに稼動を開始した釜山市江西区九郎洞にあるLGCNSグローバルクラウドデータセンター内部の統合管制室。韓国のデータセンターでは初めて振動を吸収する免震施設を備えマグニチュード8.0の強震が起きてもサーバーが止まったり装備が損傷しない。センターはまた、アジア・太平洋地域のIT企業の安全需要を考慮し、日本の平均津波水位の海抜4.5メートル、洪水警報水位である海抜5.5メートルより芍い海抜6メートル以上の位置に建てられた。(写真=LGCNS)
このデータセンターは延べ面積3万2321平方メートル規模に7万2000台のサーバーを同時に運営する。建物一体型の冷房設備であるビルトアップ空調設計を導入して風の通り道を備え、サーバー冷房や除湿に使われる電力を削減した親環境センターとして建てられた。(写真=LGCNS)
データセンターの核心は「無停止」サービスだ。グローバルセキュリティー会社のシマンテックによると、企業は昨年1年間に平均16回データセンター運営が中断される経験をしており、これにより510万ドルの損失を出した。中断原因としては使用者のミスなど統制可能な部分もあったが、自然災害などどうしようもない理由もあった。実際に2011年3月に東日本大震災が発生した際、みずほ銀行では給与振り替えが中断されるなどシステム障害が起こった。
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