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韓国の国技「テコンドー」、五輪の永久種目に指定

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

204カ国で8000万人が楽しむテコンドーがオリンピックの中核競技に分類された。写真は昨年8月に開かれたロンドン五輪テコンドー男子58キロ級準々決勝で対戦する韓国のイ・テフン(左)とエジプトのタメール・バユミ。

韓国の“国技”のテコンドーが五輪種目から除外される危機を乗り越え五輪の永久種目に指定された。

国際オリンピック委員会(IOC)は韓国時間12日にスイスのローザンヌで執行委員会を開き、2020年の大会から採用する中核競技25種目を選定した。中核種目にはテコンドーも含まれた。ロイターの報道によると、テコンドーは執行委員会の無記名投票でフィールドホッケー、近代5種、レスリングなどと最後まで五輪からの除外を避けるため競合したという。IOC執行委員はこのうち古代オリンピックから正式種目になっていたレスリングにメスを入れた。

テコンドーは2000年のシドニー大会で正式種目に採択され、昨年のロンドン大会まで4大会連続で五輪の舞台に登場している。204カ国に普及するなど国際的な普遍性を備えたスポーツという点、アジア大会をはじめと大陸別総合スポーツ大会で正式種目に採択されている点などが肯定的な影響を及ぼした。だが、大会を繰り返す過程で、「判定基準があいまいで競技方式が単調だ」という指摘も絶えなかった。テコンドーを押し出し五輪正式種目に入ろうとする空手の水面下の作業もまた手強かった。


テコンドーが除外の危機を克服できた背景には、世界テコンドー連盟を中心に進めた積極的な改革努力があった。ロンドン五輪を控え電子防具の導入、その場でのビデオ判定、点数細分化など、観戦の楽しさと判定の客観性をともに引き上げる装置を多数導入したのが良い例だ。世界テコンドー連盟はグローバルスポーツとしてテコンドーが持つ地位を広く知らしめるのにも努力した。

テコンドーがオリンピックの永久種目となったのは世界に“韓国精神”を普及させるのにも肯定的に寄与する見通しだ。ローザンヌに滞在している世界テコンドー連盟のチョ・ジョンウォン総裁は、「テコンドーは世界204カ国に8000万人の修練生を持つグローバル武道だ。世界のテコンドー修練生を失望させず五輪種目残留に成功したことに対し自負心を感じる。テコンドー関係者が一層和合できる基盤が用意された」と話した。続けて「テコンドーはロンドン大会で換骨奪胎に成功した。2016年のリオデジャネイロ大会でもさらに進んだ姿を見せられるよう一層努力しなければならない」と強調した。



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