204カ国で8000万人が楽しむテコンドーがオリンピックの中核競技に分類された。写真は昨年8月に開かれたロンドン五輪テコンドー男子58キロ級準々決勝で対戦する韓国のイ・テフン(左)とエジプトのタメール・バユミ。
テコンドーは2000年のシドニー大会で正式種目に採択され、昨年のロンドン大会まで4大会連続で五輪の舞台に登場している。204カ国に普及するなど国際的な普遍性を備えたスポーツという点、アジア大会をはじめと大陸別総合スポーツ大会で正式種目に採択されている点などが肯定的な影響を及ぼした。だが、大会を繰り返す過程で、「判定基準があいまいで競技方式が単調だ」という指摘も絶えなかった。テコンドーを押し出し五輪正式種目に入ろうとする空手の水面下の作業もまた手強かった。
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