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【寄稿】3000隻の中国漁船が狙う韓国西海

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北側のペクリョン島から南側の離於島(イオド)まで、この広大な西南海の海に、約3000余隻の中国漁船が悪天候と暗闇を選んで韓国海域を出入りし、魚族資源をさらっていく。海洋警察と漁業管理団が検挙する中国漁船は年平均500隻ほどで、罰金は計100億ウォン(約8億円)以上となる。それでも違法操業は続き、その被害は深刻化している。

中国漁船は、韓国の警備艦艇が取り締まろうとすると、操業中の網を切って素早く逃走する。水葬された網が生態系破壊をもたらす。海洋警察が徹底的に取り締まりをしなければ、西海の漁民の漁獲量が維持できないほど被害は大きい。

中国漁船は日々、凶暴化している。韓中漁業協定に基づき正当な検問をする海洋警察の乗船を防ぐため、尖った棒が付いた金網で船全体を囲み、放水に対応して雨具を身につけ、両手で凶器を振り回す。これまで取り締まりの過程で警察官2人が殉職し、57人がけがをした。2011年の中国漁船取り締まり過程で殉職したイ・チョンホ警士、その前に殉職したパク・ギョンジョ警衛は、平凡な家庭の家長であり私たちの隣人だった。


先日、凶器を振り回しているところ、韓国隊員のスポンジ弾に当たって中国船員が死亡した。斧や鉄パイプを振り回す彼らにスポンジ弾を使ったのは、誰が見ても正当だったため、大きな雑音なく事件は処理された。

主権は宣言するのではなく守っていくものだ。外交的摩擦が懸念されるという理由で、警察官が危険だという理由で、これを放棄することはできない。海洋警察は、大韓民国の海洋主権を守り、子孫から借りて使うこの海をそのまま返そうという使命感を抱いている。こうした価値と覚悟を社会全体が共有することを望む。

キム・ムンホン木浦(モクポ)海洋警察署長



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