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2メートル鉄串で武装の中国漁船、韓国海洋警察が武器を取り出すと…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

竹の棒を振り回す中国船員=昨年11月、於青島沖海上で海洋警察による違法操業の取り締まりに中国船員が竹の棒を振り回し抵抗している。

5日午前3時50分、全羅南道新安郡可居島の南西62キロの海上。木浦(モクポ)海洋警察所属1509艦でチェ・ヨンウィ艦長の目が光った。船体の両側に鉄串を設置して武装した中国船籍150トン級ノヨン号が視野に入ったからだ。

違法操業漁船であることを直感したチェ艦長は海洋警察隊員に「緊急出動」命令を出し、ヘリコプター支援を要請した。同行した取材陣も緊張した。5分後にヘリコプターが放った照明弾を信号に本格的な取り締まり活動が始まった。

海洋警察隊員が全速力で漁船を追撃した。中国船員は船体の両側に2メートルの鉄串を7本ずつ設置し、海洋警察の乗船を防ごうとした。中国船員は海洋警察隊員が多目的発射機などの武器を取り出すと、ようやく検問に応じた。海洋警察は中国漁船が漁獲したイワシ10トンを違法操業の証拠物として確保し、木浦海洋警察に強制連行した。


1509艦の取り締まり活動は、木浦市西海地方海洋警察庁の状況室にある大型モニターとデジタル状況板で確認された。状況室では中国漁船の分布状況と海洋警察艦艇との距離、気象状況などを総合的に分析し、海上の取り締まり艦艇に知らせる。艦艇からは取り締まり現場を映像と無線で状況室にリアルタイムで報告する。チェ・カンドク状況室長は「海の取り締まり艦艇と陸地の状況室の立体作戦で、われわれの海の魚族資源を守っている」と述べた。

西海地方海洋警察庁は4日から2日間、艦艇およそ40隻とヘリコプター6機、哨戒機2機など普段の倍の装備と人材を投じ、集中取り締まり活動を行った。その結果、11隻の違法中国漁船を拿捕し、漁船400隻余りを退去させた。中国漁船は船体に鉄串や金網などを設置し、10隻ほど集団で韓国海洋警察に抵抗するなど、ますます凶暴化・知能化している。

1509艦に乗船した海洋警察特攻隊のチョン・チグク巡警(31)は「10月に中国船員がゴム銃で死亡する事故があったが、その後も西海(ソヘ、黄海)での違法操業は増えている」とし「厳しい訓練で鍛えたチームワークで海を守っている」と語った。



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