「グローバル経済が昨年、底打ちし、今年は緩やかな回復局面に入ったと見ている。特に中国を筆頭に韓国・日本など東アジアの見通しが明るい。円安が続き、2、3年以内に1ドル=100円ラインになると予想する」。
世界的な景気予測専門家アレン・サイナイ米ディシジョンエコノミクス会長兼チーフエコノミスト(64)が、世界経済研究院(理事長司空壱)の招待で韓国を訪れた。
サイナイ会長は3日、ソウル小公洞ロッテホテルで行った講演で、「世界3大経済大国の米国・中国・日本ともに経済がよくなっている。今年の世界経済(予測対象47主要国平均)は実質成長2.75%線になる見込み」と述べた。
--東アジア経済を最も楽観しているが。
「中国経済が底打ちしたのが大きい。懸念されたハードランディングはなかった。今年は無難に8-8.5%成長すると予想される。これは韓国を含むアジア諸国の輸出入にプラスの影響を与えるだろう」
--日本経済も良くなると見ているのか。
「そうだ。何よりも20年間続いてきた円高が終わりつつある点に注目している。円安は日本企業の輸出競争力を高め、経済成長を助けるだろう。現在1ドル=88円だが、さらに円安が進み、2、3年以内に1ドル=100円線になるとみる。これは日本経済・社会のファンダメンタルズ(基礎条件)を反映した調整だ。その間、日本円はあまりにも高く評価されていた」
--円安は韓国経済にマイナスの影響を与えるが。
「そうではない。韓国・日本ともに“ウィン・ウィン”になることも可能だ。円安は短期的に韓国輸出企業に負担を与えるだろうが、長期的には日本経済の回復で韓国製品に対する需要が増えるだろう。韓国企業は円安に対応し、生産コストを低める努力を倍加しなければいけない」
「円安2、3年続く…1ドル=100円でも韓日ウィンウィン」(2)
世界的な景気予測専門家アレン・サイナイ米ディシジョンエコノミクス会長兼チーフエコノミスト(64)が、世界経済研究院(理事長司空壱)の招待で韓国を訪れた。
サイナイ会長は3日、ソウル小公洞ロッテホテルで行った講演で、「世界3大経済大国の米国・中国・日本ともに経済がよくなっている。今年の世界経済(予測対象47主要国平均)は実質成長2.75%線になる見込み」と述べた。
--東アジア経済を最も楽観しているが。
「中国経済が底打ちしたのが大きい。懸念されたハードランディングはなかった。今年は無難に8-8.5%成長すると予想される。これは韓国を含むアジア諸国の輸出入にプラスの影響を与えるだろう」
--日本経済も良くなると見ているのか。
「そうだ。何よりも20年間続いてきた円高が終わりつつある点に注目している。円安は日本企業の輸出競争力を高め、経済成長を助けるだろう。現在1ドル=88円だが、さらに円安が進み、2、3年以内に1ドル=100円線になるとみる。これは日本経済・社会のファンダメンタルズ(基礎条件)を反映した調整だ。その間、日本円はあまりにも高く評価されていた」
--円安は韓国経済にマイナスの影響を与えるが。
「そうではない。韓国・日本ともに“ウィン・ウィン”になることも可能だ。円安は短期的に韓国輸出企業に負担を与えるだろうが、長期的には日本経済の回復で韓国製品に対する需要が増えるだろう。韓国企業は円安に対応し、生産コストを低める努力を倍加しなければいけない」
「円安2、3年続く…1ドル=100円でも韓日ウィンウィン」(2)
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