ファン・インチョルさんが、北朝鮮に拉致された父ファン・ウォンさん、親戚と一緒に撮った写真を持っている。 ファンさんが拉致された1969年の春に撮った写真だ。
幼い頃に父親が消えた家庭には不幸を訪れた。 父の会社は6カ月分の月給を支払った後、条件付き休職として処理した。 母はショックで偏執性人格障害に苦しんだ。 ファンさんが父の拉致問題に対して本格的に動き出したのは2001年。 同年2月の第3回離散家族再会で、当時拉致された乗務員、成慶嬉(ソン・ギョンヒ)さんの姿を見た瞬間だった。 ファンさんは「父も生還するかもしれないと思った」とし「自分の幼い娘を見ながら、当時、父が幼い息子にどれほど会いたかっただろうかと思うと胸が痛んだ」と話した。
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