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【社説】世界1位でも油断すれば終わる=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界市場の地図が激烈な地殻変動を起こしている。特に核心産業である情報通信と自動車分野の市場占有率はあっという間に逆転するのが常だ。いくらトップに上がってもしばらく油断しては断崖に落ちるきわどい薄氷だ。日本のトヨタ自動車は大規模リコール事態と東日本大震災の傷をいやして再び立ち上がった。2年ぶりにGMとフォルクスワーゲンを抜いて世界1位奪還が確実視されている。トヨタのカローラやプリウスなど小型車とハイブリッドカーが人気を呼んでいたところに安倍政府の量的緩和と円安の順風に乗って華やかに復活している。

世界携帯電話市場ではサムスン電子が1位に上がることが明らかになっている。1998年以後、1位を占め続けてきたノキアを抜いて14年ぶりにトップの座をつかんだのだ。サムスン電子は優れた部品競争力と迅速な意志決定でギャラクシーシリーズなどスマートフォン市場で目映く疾走している。世界市場占有率は昨年24%で、今年は29%に跳躍した。一方、ノキアの市場占有率は6%ポイントも下がった24%で、真っ逆さまに墜落した。アップルは占有率20%にとどまった。

激しいグローバル競争で市場の振動幅が大きくなり、企業の興亡盛衰周期は短くなった。危機と機会が入り乱れた危険な地雷畑だ。このような血みどろの戦いで生き残ろうとするなら研究開発(R&D)に集中して品質・サービスなど非価格競争力を引き上げ、バランスが取れた国内生産と海外現地生産によって為替レート変動に対し中立的な構造に進化するしかない。サムスン電子とトヨタ自動車が世界のトップに上がる秘訣もここにある。逆に最も警戒しなければならない対象は勝者の呪いだ。万年1位に安住したノキアはスマートフォンの流れを少し逃しながら今では敵対的買収合併(M&A)を心配する境遇になった。トヨタ自動車が1000万台生産体制の構築と原価低減を急いで、運転席フロアマットのささいな欠陥で大量リコールの惨事にあったことを覚えておく必要がある。特別な危機意識で四周警戒に乗り出さなければならない。全神経を尖らせて市場変化を一歩先に立って読んでこそ生存を図ることができる世の中だ。






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