カン教授が別の論文にすでに使用した写真を新しい論文に付け加えるなどの手法で約10件を変造したと、ソウル大は明らかにした。調査が始まると、ねつ造容疑を研究員や大学院生に転嫁し、糾明活動を妨害する幼稚な行為をしたとも発表した。黄禹錫事件が発生したその学科で、同じテーマの論文を、同じ手法でねつ造し、世界に恥をさらすことが繰り返されたのだから、ソウル大側は話す言葉がないはずだ。カン教授は黄禹錫元教授を攻撃しながら研究倫理の重要性を叫んだ人物であり、「他人がすれば不倫、自分がすればロマンス」という皮肉まで出ている。
ソウル大は黄禹錫事件をきっかけに研究真実性委員会を設置するなど、研究不正対応体系を整えたが、きちんと作動していないことが今回明らかになった。実際、2年前にカン教授は国際学術誌論文の写真ねつ造で懲戒委員会に回付されている。ソウル大は「単純ミス」というカン教授の抗弁を受け入れ、軽い警告で終えた。09年にも教授の論文ねつ造を知りながらも懲戒せずし、非難を受けた。ソウル大が研究不正に温情的な態度を見せる限り、悪習は繰り返されるはずだ。
ソウル大は黄禹錫事件をきっかけに研究真実性委員会を設置するなど、研究不正対応体系を整えたが、きちんと作動していないことが今回明らかになった。実際、2年前にカン教授は国際学術誌論文の写真ねつ造で懲戒委員会に回付されている。ソウル大は「単純ミス」というカン教授の抗弁を受け入れ、軽い警告で終えた。09年にも教授の論文ねつ造を知りながらも懲戒せずし、非難を受けた。ソウル大が研究不正に温情的な態度を見せる限り、悪習は繰り返されるはずだ。
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