先月中旬にロケット組み立て工場の平壌市山陰洞(ピョンヤンシ・サンウムドン)からロケットと推定される物体をトレーラー2台と列車を利用して東倉里に移動し、その後東倉里一帯に多くのトラックと人材が出入りする姿がとらえられた。これにより、北朝鮮が山陰洞でそれぞれ1段目と2段目のロケット組み立て作業を行い、東倉里発射台に近い組み立て棟に移して胴体の最終組み立てと点検活動を行っているというのが韓国政府当局の分析だ。発射台に移す直前の作業が現場で行われているということだ。韓国政府当局者は、「東倉里基地は組み立て棟に屋根がかけられており、燃料注入施設も地下にあるため発射進行状況を把握するのには限界がある」と話した。
北朝鮮は2009年4月には予告から44日後に、今年4月は28日後に発射した。今回は10日から22日の間に発射する予定だと明らかにしており最大21日後に発射することになる。