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<サッカー>韓国人監督のサガン鳥栖、Jリーグ3位に浮上

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本Jリーグのサガン鳥栖の尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督(39)。

“鬼”と呼ばれる尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督(39)が日本プロサッカーで奇跡を起こしている。尹監督が率いるサガン鳥栖は24日に行われたJリーグ第33節で浦和レッズと対戦し、3-1で勝った。勝ち点53点の鳥栖は浦和(勝ち点52点)を抜いて3位に浮上した。Jリーグでは3位チームまで来季のAFC(アジアサッカー連盟)チャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられる。尹監督は「厳しい試合が予想されたが勝った。浦和のような強いチームに勝ててうれしい」と語った。

尹監督は今年で鳥栖生活7年目。06年に全北現代から鳥栖に移籍し、縁が始まった。2年間選手生活をした尹監督は、08年からコーチと監督代行を務めた。昨年からは監督として選手を指導している。尹監督は選手時代、鋭いパスプレーを得意としていた。尹監督が指導者としても優れた力を発揮している。

細かな中盤プレーを楽しむJリーグで鳥栖は韓国サッカーの粘り強さをまでも加えた。尹監督は外国人選手4人のうち3人を韓国選手から選んだ。金根煥(キム・グンファン、26)、呂成海(ヨ・ソンヘ、25)、金民友(キム・ミンウ、20)はチームに韓国特有の闘志を吹き込んだ。オフには一日に4回も練習をさせるため、選手から“鬼”と呼ばれた。ハードな練習に不満を抱いていた選手たちも成績が上がると、尹監督に頭を下げた。


吉崎エイジーニョ日本サッカー専門記者は「昨季2部リーグから昇格する時は、作られたチームで1部昇格を達成したという評価が多かった。しかし今季は尹監督の能力が改めて評価を受けている」と伝えた。

韓国型サッカーは低費用高効率を可能にした。鳥栖の予算は1部リーグ18チームのうち最も少ない。昨季の鳥栖の予算は約109億ウォン(約8億円)。選手団の年俸は51億ウォンほどだった。今季も昨季とほとんど変わらない。韓国の市・道民球団より少ない規模だ。球団事情もよくない。専用グラウンドがなく、鳥栖市周辺の練習場3カ所を回りながら練習した。選手は倉庫で服を着替えるという不便にも耐えた。しかし成績が上がったことで、現在、鳥栖市がクラブハウスを建設している。

尹監督は「今季前は1部リーグを経験した選手が1人もいなかった。期待と不安の中でスタートしたが、よい成績が出ている」とし「最終戦で有終の美を飾りたい」と話した。鳥栖は12月1日、横浜マリノスとJリーグ最終戦を行う。

一方、サンフレッチェ広島が24日、セレッソ大阪を4-1で破り、残り1試合に関係なく優勝を決めた。広島がJリーグで優勝したのは初めて。

◇尹晶煥(ユン・ジョンファン)

生年月日=1973年2月16日

現役時代のポジション=ミッドフィルダー

Kリーグ通算記録=203試合・20得点・44アシスト

Jリーグ通算記録=148試合・12得点

Aマッチ通算記録=38試合・3得点



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