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<韓国大統領選>傷ついた安・文候補一本化(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
野党候補一本化交渉が一日で暗礁に乗り上げた。民主統合党の文在寅(ムン・ジェイン)大統領候補と無所属の安哲秀(アン・チョルス)候補間の一本化交渉が、安候補側の拒否で14日午後から中断したのだ。

安候補側のユ・ミンヨン報道官はこの日、「候補一本化と関連し、文候補の周辺が何度か信頼を崩すようなことをしたことに深い遺憾を表し、速やかな措置を要求したが、これまで誠実な返答を得られなかった」とし「しばらく候補一本化協議は中断される」と発表した。

交渉の中断は主要争点に大きな隔たりがあるからではない。人身攻撃やメディア利用など典型的な神経戦の結果だ。これはユ報道官の話によく表れている。ユ報道官は文候補側に向けて「言葉と行動が違う。有利か不利かを計算して安候補に勝とうという気持ちのほかに、本当に政権交代に向けて努力しているのかどうか疑わしい」と批判した。


安候補側が特に問題視したのは「安候補譲歩論」だ。「今週が過ぎれば安候補が譲歩する可能性がある」という内容を、韓国日報が14日付で、文候補陣営の核心関係者の発言として紹介したのだ。安候補側の交渉チームはこれに抗議し、協議を中断したという。安候補側は“核心関係者”に文候補選対委のイ・モクヒ企画本部長を挙げた。

政界は、安候補側のこうした強硬姿勢は、最近の文候補の支持率上昇を抑え込もうとする局面転換用カードだという分析が出ている。ひとまず安候補側は民主党の“反則”を浮き彫りにし、責任を文候補側に負わせようという姿だ。

しかしこれで「美しい候補一本化」を標ぼうした双方の和合イメージは少なからず傷つくことになった。特に安候補側としては、従来の政党と交わった瞬間、安候補が非難した旧態政治の枠内で動くしかないという点を表したのだ。



<韓国大統領選>傷ついた安・文候補一本化(2)

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