柳賢振(リュ・ヒョンジン、25、ハンファ)が韓国プロスポーツ史上最高の待遇を受けて米メジャーリーグに進出する。移籍料と年俸を合わせれば、柳賢振の価値は5000万ドル(約543億ウォン)以上になると予想される。
ESPNをはじめとする米国メディアは11日(日本時間)、「LAドジャースがポスティングシステム(競争入札)で、柳賢振との独占交渉権を獲得した」と報じた。
これに先立ちメジャーリーグ事務局は10日、柳賢振のポスティング金額2573万7373ドル33セント(約280億ウォン)を韓国野球委員会(KBO)に通知した。ポスティング金額を移籍料名目で受けるハンファは「結果を受け入れる」と表明した。
今後30日以内にドジャースと柳賢振は年俸契約をしなければならない。柳賢振の代理人スコット・ボーラス氏はすでに動き始めている。ボーラス氏はLAタイムズとのインタビューで、「柳賢振はすぐにメジャーで活躍できる投手。今すぐドジャースに入団するのと、2年後のFA(自由契約)を待つのとでは、どちらがよい決定か」と尋ねた。
契約が実現しなければ、柳賢振はハンファに戻らなければならず、移籍料なしに契約するためには柳賢振とドジャースはさらに2年待たなければならない。“交渉の鬼才”ボーラス氏はさらに高い費用になる前に、柳賢振をすぐに確保すべきだと、ドジャースに圧力を加えたのだ。
ドジャースも柳賢振への投資を惜しまないようだ。ドジャースの金額は柳賢振に「先発10勝以上」を期待するという意味を込めている。今季のドジャースは10勝投手が5人いた。しかし14勝のクレイトン・カーショウ(24)と10勝のチャド・ビリングズリー(28)を除けば、すべて30歳代のベテラン投手で、けがの経歴もある。
ドジャースのネド・コレッティGMは「長いあいだ柳賢振に注目してきた。柳賢振がチームを改善できると思っている」と喜びを表した。柳賢振を獲得して先発陣を改編するという言葉と解釈される。
ESPNは今月初め、柳賢振をブルペン要員に分類し、低く評価した。柳賢振の米国行きは難しいという見方もあったが、ポスティングの結果、柳賢振の市場価値ははるかに高く、むしろチーム先発陣構成の中心になった。
ドジャースは2500万ドル以上の移籍料を設定しただけに、柳賢振を長期間確保する考えだ。このため柳賢振が4、5年総額2000万ー2500万ドルを受ける可能性もある。
日本投手の例を見ても、ポスティング金額と選手の年俸はほぼ同じだった。1年前にテキサス・レンジャーズはポスティング史上最高移籍料(5170万ドル)でダルビッシュ有との交渉権を獲得し、6年総額6000万ドルの年俸を出した。歴代2位(06年ボストン、5111万ドル)の松坂大輔は6年総額5200万ドルを受けた。井川慶(06年ヤンキース、2600万ドル)の年俸は5年総額2000万ドルだった。
ボーラス氏は「柳賢振はジョン・レスター(ボストン)、マーク・バーリー(マイアミ・マーリンズ)と比較されるほど優秀な左腕投手」と紹介した。レスターの年俸は762万5000ドル、バーリーが600万ドル。
柳賢振は06年にドンサン高を卒業してハンファに入団し、7年間に契約金と年俸を合わせて計18億9000万ウォン(約1億4000万円)を受けた。通算98勝をマークし、最下位ハンファを一人で引っ張り、チームを去りながら15倍の金額を球団に抱かせた。もちろん柳賢振もそれだけの金額を得る見込みだ。“大韓民国のエース”柳賢振は大韓民国スポーツ史上最高の輸出品となった。
◇ポスティングシステム(Posting System)=FA(自由契約)でない選手と海外の球団が契約するための入札制度。各球団は選手の現所属チームに支払う移籍料を記入して入札し、この中の最高入札額を所属チームが受け入れれば、球団と選手の契約が始まる。契約が成立しなければ、選手は別の米国球団とは契約できず、元の所属チームに戻らなければならない。
ESPNをはじめとする米国メディアは11日(日本時間)、「LAドジャースがポスティングシステム(競争入札)で、柳賢振との独占交渉権を獲得した」と報じた。
これに先立ちメジャーリーグ事務局は10日、柳賢振のポスティング金額2573万7373ドル33セント(約280億ウォン)を韓国野球委員会(KBO)に通知した。ポスティング金額を移籍料名目で受けるハンファは「結果を受け入れる」と表明した。
今後30日以内にドジャースと柳賢振は年俸契約をしなければならない。柳賢振の代理人スコット・ボーラス氏はすでに動き始めている。ボーラス氏はLAタイムズとのインタビューで、「柳賢振はすぐにメジャーで活躍できる投手。今すぐドジャースに入団するのと、2年後のFA(自由契約)を待つのとでは、どちらがよい決定か」と尋ねた。
契約が実現しなければ、柳賢振はハンファに戻らなければならず、移籍料なしに契約するためには柳賢振とドジャースはさらに2年待たなければならない。“交渉の鬼才”ボーラス氏はさらに高い費用になる前に、柳賢振をすぐに確保すべきだと、ドジャースに圧力を加えたのだ。
ドジャースも柳賢振への投資を惜しまないようだ。ドジャースの金額は柳賢振に「先発10勝以上」を期待するという意味を込めている。今季のドジャースは10勝投手が5人いた。しかし14勝のクレイトン・カーショウ(24)と10勝のチャド・ビリングズリー(28)を除けば、すべて30歳代のベテラン投手で、けがの経歴もある。
ドジャースのネド・コレッティGMは「長いあいだ柳賢振に注目してきた。柳賢振がチームを改善できると思っている」と喜びを表した。柳賢振を獲得して先発陣を改編するという言葉と解釈される。
ESPNは今月初め、柳賢振をブルペン要員に分類し、低く評価した。柳賢振の米国行きは難しいという見方もあったが、ポスティングの結果、柳賢振の市場価値ははるかに高く、むしろチーム先発陣構成の中心になった。
ドジャースは2500万ドル以上の移籍料を設定しただけに、柳賢振を長期間確保する考えだ。このため柳賢振が4、5年総額2000万ー2500万ドルを受ける可能性もある。
日本投手の例を見ても、ポスティング金額と選手の年俸はほぼ同じだった。1年前にテキサス・レンジャーズはポスティング史上最高移籍料(5170万ドル)でダルビッシュ有との交渉権を獲得し、6年総額6000万ドルの年俸を出した。歴代2位(06年ボストン、5111万ドル)の松坂大輔は6年総額5200万ドルを受けた。井川慶(06年ヤンキース、2600万ドル)の年俸は5年総額2000万ドルだった。
ボーラス氏は「柳賢振はジョン・レスター(ボストン)、マーク・バーリー(マイアミ・マーリンズ)と比較されるほど優秀な左腕投手」と紹介した。レスターの年俸は762万5000ドル、バーリーが600万ドル。
柳賢振は06年にドンサン高を卒業してハンファに入団し、7年間に契約金と年俸を合わせて計18億9000万ウォン(約1億4000万円)を受けた。通算98勝をマークし、最下位ハンファを一人で引っ張り、チームを去りながら15倍の金額を球団に抱かせた。もちろん柳賢振もそれだけの金額を得る見込みだ。“大韓民国のエース”柳賢振は大韓民国スポーツ史上最高の輸出品となった。
◇ポスティングシステム(Posting System)=FA(自由契約)でない選手と海外の球団が契約するための入札制度。各球団は選手の現所属チームに支払う移籍料を記入して入札し、この中の最高入札額を所属チームが受け入れれば、球団と選手の契約が始まる。契約が成立しなければ、選手は別の米国球団とは契約できず、元の所属チームに戻らなければならない。
この記事を読んで…