先進国が景気低迷を克服するために金融緩和を始めた7月以後、ウォンの価値が主要28通貨で最も大きく上昇したことがわかった。対ドルのウォン相場は26日に続き29日も年初来高値を更新した。
韓国銀行と金融監督院などによると、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を引き下げた7月初めから今月26日までドルに対しウォンの価値は4.3%上がった。マレーシア・リンギットが4.1%、シンガポール・ドルが3.6%、スウェーデン・クローネが3.0%などと続いた。これに対し英国ポンドが2.8%下落したのをはじめ、ユーロが2.2%、オーストラリア・ドルが1.0%、日本円が0.5%などの値下がりとなった。日本円など主要輸出競争国の通貨価値が下がっているのにウォンが上昇しているというのは、韓国製品の価格競争力がそれだけ落ちることを意味する。
高麗(コリョ)大学のオ・ジョングン教授は、「先進国の量的緩和が本格化した7月以後にあふれた資金が新興国に集まっている。ただ韓国だけでなくアジア通貨が全般的に上昇している」と話した。
国際金融協会(IIF)によると、今年アジアの新興国に流入する民間資金規模は5076億ドルに上る見通しだ。これは7月の見通しの4521億ドルより12.3%多い。資金の集中現象が現れるのは何よりアジア諸国の「金利プレミアム」のためだ。韓国の2.75%をはじめ、中国が6.00%、マレーシアが3.00%、タイが2.75%など、政策金利が0%台の米国、ユーロ圏、日本よりはるかに高い水準だ。通貨価値が上昇の流れに乗るなら為替差益も狙うことができ投資するには魅力的だ。
一方、ソウル外国為替市場ではウォン相場は前日より1.2ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1095.8ウォンで取引を終え、上昇の流れを継続した。だが、「ウォン上昇で輸出が厳しくなる」という李明博(イ・ミョンバク)大統領の異例なラジオ演説が出されたため、今後は外為当局のスムージングオペレーションが強化されるとみられる。
サムスン証券はウォン相場が今年末には1075ウォン、来年末には1050ウォンまで上がると予想している。
韓国銀行と金融監督院などによると、欧州中央銀行(ECB)が政策金利を引き下げた7月初めから今月26日までドルに対しウォンの価値は4.3%上がった。マレーシア・リンギットが4.1%、シンガポール・ドルが3.6%、スウェーデン・クローネが3.0%などと続いた。これに対し英国ポンドが2.8%下落したのをはじめ、ユーロが2.2%、オーストラリア・ドルが1.0%、日本円が0.5%などの値下がりとなった。日本円など主要輸出競争国の通貨価値が下がっているのにウォンが上昇しているというのは、韓国製品の価格競争力がそれだけ落ちることを意味する。
高麗(コリョ)大学のオ・ジョングン教授は、「先進国の量的緩和が本格化した7月以後にあふれた資金が新興国に集まっている。ただ韓国だけでなくアジア通貨が全般的に上昇している」と話した。
国際金融協会(IIF)によると、今年アジアの新興国に流入する民間資金規模は5076億ドルに上る見通しだ。これは7月の見通しの4521億ドルより12.3%多い。資金の集中現象が現れるのは何よりアジア諸国の「金利プレミアム」のためだ。韓国の2.75%をはじめ、中国が6.00%、マレーシアが3.00%、タイが2.75%など、政策金利が0%台の米国、ユーロ圏、日本よりはるかに高い水準だ。通貨価値が上昇の流れに乗るなら為替差益も狙うことができ投資するには魅力的だ。
一方、ソウル外国為替市場ではウォン相場は前日より1.2ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1095.8ウォンで取引を終え、上昇の流れを継続した。だが、「ウォン上昇で輸出が厳しくなる」という李明博(イ・ミョンバク)大統領の異例なラジオ演説が出されたため、今後は外為当局のスムージングオペレーションが強化されるとみられる。
サムスン証券はウォン相場が今年末には1075ウォン、来年末には1050ウォンまで上がると予想している。
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