このために強調したいのは、研究とは何かに対する社会的認識の向上だ。一例として医大で生理学を専攻した後ベンチャー企業家として成功した安哲秀(アン・チョルス)氏が教科書に出てくるが、左右顧眄せず研究にまい進した彼の指導教授や同僚が先に紹介されるべきだった。韓国で立派な研究結果は人類全体が世代を超えて共有する“公共財”であり、そのために他の社会貢献や経済的寄与よりもさらに高い評価を受けるべきという認識が絶対的に不足している。さらに教授社会でも同じだ。このような認識が必ず変わることを願う。
成元鎔(ソン・ウォンヨン)ソウル大学電気・情報工学部教授
【時論】韓国の科学ノーベル賞、どう繰り上げるか(1)
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