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成績最下位に手術下手な医師…ノーベル賞、落ちこぼれの反乱(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

英ケンブリッジ大学のジョン・ガードン教授と京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長。

体細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作った功労で今年のノーベル医学生理学賞を受賞することになった英ケンブリッジ大学のジョン・ガードン教授と京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長。医学の歴史を新たに書き加えている2人の「天才科学者」だが、彼らの人生は挫折の連続だった。英国と日本のメディアは2人が「数多くの失敗に挫折し、挫折こそ成功の父であることを見せてくれた人物」と紹介した。

ガードン教授は一般人の見方では異常な知能を持つ子どもだった。8歳の時に知能指数(IQ)検査でひどく低い点数が出てきた。ガードン教授は、「オレンジを描けとの問題に丸い果物を描いた他の人たちと違い、幹にぶらさがった姿を描いた。そんなことが問題になった」と話した。

イートンスクールに進学しても科学遅進児だった。16歳の時の生物科目の成績表は250人中250位だった。当時生物の教師はガードンの成績表に「科学者になりたがっているがいまの成績では話にならない。習う人と教える人ともに時間の浪費」と評価した。仕方なくガードンは古典文学を専攻に選んだ。だが、夢をあきらめきれなかった彼は結局動物学に専攻を変え、10余年ぶりに世の中を驚かせた。オックスフォード大学博士課程大学院生だった1962年、史上初めてカエルの複製に成功し科学界を引っくり返したのだ。これは体細胞を利用したiPS細胞研究の礎石になった。


80歳を控えたガードン教授はまだ毎日自身の名前を取った研究所に出勤しフルタイムで勤める。彼は63年前の成績表を挟んだ額縁を机に立てておき、「実験がうまく解決しない時ごとにこの成績表を見ながら科学に才能がないという先生の話が正しかったことを実感する」と明らかにした。一時自身を絶望させた言葉が成長の支えになったことを告白したわけだ。





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