英ケンブリッジ大学のジョン・ガードン教授と京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥所長。
イートンスクールに進学しても科学遅進児だった。16歳の時の生物科目の成績表は250人中250位だった。当時生物の教師はガードンの成績表に「科学者になりたがっているがいまの成績では話にならない。習う人と教える人ともに時間の浪費」と評価した。仕方なくガードンは古典文学を専攻に選んだ。だが、夢をあきらめきれなかった彼は結局動物学に専攻を変え、10余年ぶりに世の中を驚かせた。オックスフォード大学博士課程大学院生だった1962年、史上初めてカエルの複製に成功し科学界を引っくり返したのだ。これは体細胞を利用したiPS細胞研究の礎石になった。
成績最下位に手術下手な医師…ノーベル賞、落ちこぼれの反乱(2)
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